シバイヌ(SHIB)、独自ステーブルコインの開発計画を発表
シバイヌ(SHIB)の開発計画
暗号資産(仮想通貨)シバイヌ(SHIB)について、独自のステーブルコインや、レイヤー2スケーリングソリューションを含む開発計画が6日に発表された。
仮想通貨時価総額14位のシバイヌ(SHIB)トークンは、21年春に人気を博したミーム銘柄の一つ。前月比21.7%高は、上位20銘柄の中でUniSwapに次ぐ騰落率。
同年11月にはVRパブリッシャー「ForwardReality」の開発者を「Shiba Inu Games」プロジェクトに迎え入れたことを発表し、Coinmarketcap(CMC)時価総額ランキングでドージコイン(DOGE)を上回り、トップ10に食い込んだ。
シバイヌの主任開発者Shytoshi Kusama氏によると、ステーブルコイン「SHI」、貢献者へのリワード・トークン「TREAT」、メタバース「SHIB:TheMetaverse」及びカードゲームプロジェクトがエコシステム内で今後立ち上がる予定だ。
SHIの特徴は明かされていないが、2022年内のリリース予定とされている。また、TREATはエコシステム貢献者への報酬となるだけでなく、ステーブルコインSHIの残高に含まれるという。Kusama氏は、TREATがシバイヌのエコシステムに利益をもたらし、完全な分散化を助けることになると主張した。
さらに、独自のレイヤー2スケーリングソリューション「Shibarium」の開発も進行している。Shibariumは独自のガス・トークン(BONE)を持ち、ネイティブアプリの作成とデプロイ時の支払いに使用される。
なお、L2とメタバース、及びカードゲームの具体的な開発状況は明かされていない。Kusama氏はさらなる情報を追って伝えると最後に述べた。なお、Shibariumにインフラを提供するUnificationによると、Shibariumのパブリックβテストネットが、22年第3四半期にもローンチされる予定だ。
レイヤー2とは
メインのブロックチェーン上に第2層として構築されるネットワーク。レイヤー1(メインチェーン)とは独立して取引処理を行い、処理結果のみをメインに返し、ブロックチェーンに保存する。代表例にビットコインのLightning Networkや、イーサリアムのArbitrum等があるが、その方法とセキュリティレベルは多種多様。
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