米コインベース、イーサリアム先物取引を提供予定
Nano Ether先物
米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは26日、同社初のイーサリアム先物を8月29日にローンチする予定を発表した。
コインベースが提供するイーサリアム先物は「Nano Ether futures contract (ET)」というもので、CMEが提供しているイーサリアムのマイクロ先物に類似。
「Coinbase Derivatives Exchange」が先物取引の提供を担当し、6月27日には同社初のビットコイン先物をローンチした。コインベースのビットコイン先物はローンチ以来、約290万の契約が取引されていたという。
Coinbase Derivatives Exchangeは、コインベースが1月に買収したCFTCのライセンスを持つデリバティブ取引所FairXをリブランディングした子会社だ。多くの証券会社(ブローカー)口座からアクセスでき、EdgeClear、Ironbeam、NinjaTrader、Optimus Futures、Stage 5、Tradovateといったブローカーが対応する。
cbETH上場
コインベースが25日に発表したリキッド・ステーキングトークン「cbETH」は「cbETH/USD」と「cbETH/ETH」のペアとして新規上場した。
cbETHとは、コインベースを介してETH2にステーキングされた資産を表すERC-20規格のユーティリティトークン。同トークンはコインベース以外のDeFi(分散型金融)プラットフォームでも利用が可能となっており、ロックアップされているETHとその金利を表す代替資産のことだ。
関連:コインベース、独自のリキッド・ステーキングトークン「cbETH」をローンチ
関連:イーサリアムPoWフォーク:新トークン付与に関する「仮想通貨取引所」対応一覧表
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します