はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

コインベース、独自のリキッド・ステーキングトークン「cbETH」をローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

独自の新通貨cbETH

大手暗号資産(仮想通貨)コインベースは25日、イーサリアム(ETH)をステーキングすることで受け取れる代替資産「コインベース・ラップド・ステークドETH(cbETH)」のローンチと取引開始を発表した。

cbETHの取引は流動性が規定に達し次第、早くて26日午前1時(日本時間)より米ドル(USD)ペアの取引を開始する予定だ。

9月に大型アップグレード「マージ(Merge)」が控えるイーサリアムでは、これまでLido Financeの提供するstETHが市場を占有してきた。

リキッド・ステーキングとは

仮想通貨のステーキング金利を受け取りながら、その代替資産(ステーキング証明トークン)を運用できるDeFi(分散型金融)の仕組み。従来はロックアップされてきた資産の流動性(Liquidity)を解放できる利点がある。

▶️仮想通貨用語集

関連:仮想通貨ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

cbETHとは

cbETHはコインベースを介してETH2にステーキングされた資産を表すERC-20規格のユーティリティトークン。同トークンはコインベース以外のDeFi(分散型金融)プラットフォームでも利用が可能となり、アップグレード完了までロックアップされるETHとその利息を表す。

従来のリキッドステーキングではLidoが提供する「stETH」が9割のシェアを占めている一方で、コインベースはETH2ステーキング量の3割近くがLido Financeに預託されている点を問題視。健全な競争をもたらす意図でリキッド・ステーキング市場に参入すると今回の意図を説明した。

コインベース側はcbETH価格は従来のETHを1:1の割合で表すものではなく、ステーキングされたETHとその経過利子を反映すると指摘。cbETHの利子計算は2022年6月17日(日本時間)より開始している。

なお、ETH2.0のビーコンチェーンへステーキングされているETHの総量は執筆時点で約1,334万ETHにのぼる。

出典:beaconcha.in

関連:PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは|PoWとの違いとメリットを解説

マージの正式日程

また、イーサリアムのエコシステム発展を支援するイーサリアム財団(EF)は同日、マージのアップデート日程に関する公式声明を発表したばかり。

コンセンサスレイヤー(ビーコンチェーン)での「Bellatrix」アップグレードは9月6日、実行レイヤーでの「Paris」アップグレード実装は9月10日から20日の間に行われるとした。

この内、「Paris」アップグレードはハッシュレートとTTD(Terminal Total Difficulty:期間中の合計難易度)に依存する為、前後する可能性がある。

出典:bordel.wtf

関連:イーサリアム財団、「マージ」の実施日程を正式発表

なおマージに先駆け、界隈ではイーサリアムのハードフォークを望む動きも強まっており、現行のPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からの移行を望まない層によってフォーク通貨のETHPoW(別称、ETHW)が誕生する可能性もある。

国内の取引所でも対応方針を示す事例が散見されている。

関連:イーサリアムPoWフォーク:新トークン付与に関する「仮想通貨取引所」対応一覧表

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:25
ビットフライヤー、仮想通貨「定期預金」を開始 第1弾はビットコイン最大年利3.05%
暗号資産取引所大手のビットフライヤーが、新サービス「定期貸しコイン」を開始。第1弾はビットコインを対象に年利最大3.05%を提供。価格変動に左右されにくい収益機会として注目され、最小1.4万円相当から投資可能。12月6日から募集開始。
15:10
リミックスポイント、仮想通貨投資で7.9億円評価益 XRPなど6銘柄保有
リミックスポイントが仮想通貨投資で7.9億円の評価益を計上。ビットコインを中心に6銘柄で35億円を投資し、23%のリターンを達成。新たに15億円の追加投資を決議し、投資総額は50億円規模に拡大へ。
13:10
「CZ氏にも恩赦を」バイデン大統領のハンター氏恩赦受け
バイナンス前CEOであるCZ氏の恩赦を求める声が仮想通貨業界の一部から上がった。トランプ氏は「シルクロード」設立者の減刑に言及していたところだ。
12:31
XRP400円突破、2018年1月以来の過去最高値(円建て)更新
XRP(リップル)市場価格がおよそ7年ぶりに400円を突破し、2018年1月に記録した円建ての過去最高値を更新した。データ分析によれば、韓国の投機筋ではなくコインベースの大口投資家による取引が主な原動力となっている。
10:55
イーサリアムETF、ステーキング利回り承認の可能性 バーンスタイン予測
米国のイーサリアム上場投資信託では、近い将来ステーキングによる利回りが組み込まれる可能性があると、投資銀行バーンスタインが12月2日のレポートで述べた。トランプ政権2.0が追い風になる見解だ。
10:30
石破総理、仮想通貨の申告分離課税適用に慎重姿勢
自民党の石破総理は国会答弁で、仮想通貨の分離課税20%適用やビットコインなどのETF承認に消極的な姿勢を示した。国民民主党からの代表質問に回答した。
09:30
イーサリアム現物ETFの日次資金流入、初のビットコインETF超え
米国のイーサリアム現物ETFが初めてビットコイン現物ETFを上回る日次流入を記録。機関投資家からの注目が高まっている可能性がある。
08:00
米MARA、ビットコイン追加購入のためにさらに1200億円調達へ
米上場の大手仮想通貨マイニング企業マラソン・デジタル(MARA)は2日、ビットコイン買い増しのために1,200億円分の転換社債の発行を通じて資金調達を行うと発表した。
07:30
マイクロストラテジー会長、マイクロソフトにBTC投資を提案
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、マイクロソフトのCEOと取締役会に対し、仮想通貨ビットコインに関するプレゼンを実施。マイクロソフトがビットコインに投資すべき理由を説明した。
07:15
XRP現物ETFの上場申請に大きな進展 米WisdomTreeがS1書類を提出
米資産管理会社WisdomTree(ウィズダムツリー)は2日に仮想通貨XRP現物ETFに関連するS-1書類をSECへ提出し申請プロセスを加速させた。XRPの価格は3ドル手前まで高騰した。
06:35
ナイキ傘下のRTFKT、事業を完全停止へ
ナイキ傘下のNFTプロジェクトのRTFKTが3日、2025年1月末までに事業を完全に停止すると発表した。CloneXへの影響はまだ明確ではない。
06:15
ミームコインMOODENG(ムーデン)が60%急騰、コインベースの上場発表受け
コインベースが3日、仮想通貨ミームコイン「ムーデン(MOODENG)」を新たに上場する意向を示した。価格が大幅に急騰した。
05:55
今週もビットコイン追加購入、2200億円相当 米マイクロストラテジー 
新たな買い増しにより、米マイクロストラテジーの仮想通貨ビットコイン保有額はさらに15,400 BTC増加し、総保有量が402,100 BTCとなった。
05:40
米政府、1400億円相当のビットコインをコインベースへ送金 売圧懸念高まる
米国政府が月曜日深夜一時半ごろ、「シルクロード」から押収された約19,800 BTCのビットコイン(2,900億円相当)を新たなアドレスへ移動させた。ビットコイン価格はこのニュースに影響され一時急落した。
12/02 月曜日
19:45
SBI VCトレードとメタプラネット、総額3000万円相当のビットコインが当たるキャンペーンを発表
暗号資産取引大手のSBI VCトレードが、メタプラネントと共同で総額3000万円相当のビットコインプレゼントキャンペーンを開始。2024年12月31日時点のメタプラネント株主(100株以上)が対象。新規口座開設で2350名に当選のチャンス。応募期限は2025年3月31日まで。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧