ビットコインの急騰にアルトコインが追随、地合い好転の兆候が上場インパクトを反映|仮想通貨市況
- 仮想通貨市場
- 25日の仮想通貨相場は、連日続くビットコイン価格高騰に拍車がかかった他、価格上昇に鈍さがあったアルトコイン市場も追随。全体的に地合いが好転しつつあることで、流動性に直結する大手取引所の上場情報が価格へと影響し始めている。
仮想通貨市場
25日の仮想通貨相場は、連日続くビットコイン価格高騰に拍車がかかり、日本円建で94万円台に突入するなど、5月11日以来の2ヶ月半ぶりとなるBTC価格100万円の大台に迫る勢いを見せています。
短期間で急騰し過ぎたことで、夜から大幅反落しているものの、日足・週足レベルで抵抗線を上抜けるなどしていることから、明確にトレンド転換しつつあります。
bitFlyerのFXでは、一時100万円にタッチするなど、現物価格との5%ほどの乖離を見せる盛り上がりを見せています。
なお、bitFlyerLightning FX 及び Lightning Futuresでは本日、最終取引価格の表示が更新されない事象が発生したことを同社が報告しています。
この取引価格更新、メンテナンスの影響が直接出たかどうかは不明確ではありますが、価格乖離やSFD(Swap For Difference)へ影響が出たことが、SNS上で相次いで報告されていました。
昨日までビットコインETFの期待値が影響した形で、ビットコインの値動きに強い動きが見られており、アルトコインとその上昇率に大きな乖離が見られる状況でしたが、本日はビットコインの出来高上昇に引っ張られるようにしてアルトコイン市場も好調に推移、時価総額上位の通貨は軒並みプラスで推移しています。
ビットコイン価格推移に反して、落ち込みを見せていたアルトコイン市場にも日が差した形となり、市場全体の相場が上向きになったことで情報感度が高くなり、ポジティブ要因(好材料)が価格に反映されやすい環境に移行しつつあるようにも思えます。
特に主要アルトの価格に、ビットコインの価格上昇、BTCペアによる影響が軽減されたのは、世界の取引量上位にランクインする取引所の取引ペアが影響していると考えられ、BTC価格の変動率が高くなっている今、影響が限定的なUSDTペアが上位を占め、アルトコイン取引のメインがUSDT、法定通貨ペア傾向へと移行してます。
アルトコイン相場の盛り上がりの中、アルトコインの価格に大きな影響を与えたのは上場関連ニュースです。
ここ数ヶ月、市場全体の出来高が急激に減少していたことから、主要取引所の上場情報は、反応薄となっていましたが、地合いが良くなるとともに影響度も回復傾向にあります。
Binance上場銘柄投票
本日も取引高ランキング1位に位置するBinanceにて、バイナンス上場銘柄投票の8回目が開催。
この投票にはBNBコインが利用されることで、BNB自体の買材料の一つとしても注目されるイベントですが、投票数が集まり、当選を匂わす通貨への買いが殺到、価格を高騰させました。
18時現在の得票率の状況は、以下の通りです。
通貨名 | 投票数 | 割合 |
---|---|---|
NKN (NKN) | 41354 | 52.28% |
Libra Credit (LBA) | 14206 | 17.96% |
Mithril (MITH) | 10992 | 13.90% |
Polymath (POLY) | 10608 | 13.41% |
LockTrip (LOC) | 1946 | 2.46% |
最も得票率が多いNKNは、18時時点で、前日比52.3%高を記録し、大きな高騰を記録しています。
その他、本日coinmarketcapにて、上昇率上位を占めている通貨の中で、4位RefereumはBittrexに上場し54%のプラス、10位LOSTは韓国Upbitに上場し27.7%と、NKNと合わせて上場情報での、価格への影響が目立ちました。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
米ダウ.DJIが上昇したことを受け、東京株式市場では日経平均が堅調に推移。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、グノシー(6047)が、12.58%(242円)高となる2,166円まで続伸し、直近高値を更新。
また、直近下げていたGMO(9449)が、4.72%高と反発しています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します