最大手投資銀行ゴールドマンサックス、JPモルガンも出資するブロックチェーン企業「Axoni」と提携

大手投資銀行がブロックチェーン産業進出
国際金融機関に特化したブロックチェーンインフラを提供するAxoni社は、ゴールドマンサックスやJPモルガンが主導するシリーズB投資で、3200万ドルのベンチャー資金を調達した。GSのマネージャーは、「提携によるビジネス戦略を大いに期待している」と強調している。

大手投資銀行ゴールドマンサックスが進撃:ブロックチェーンスタートアップAxoni

グローバルな金融機関に特化したブロックチェーンインフラを提供するAxoni社は、ゴールドマンサックス(GS)やJPモルガンが主導する、投資ラウンドのシリーズB投資で、3200万ドルのベンチャー資金(計5500ドル)を調達したと判明しました。

Axoni社の主力ブロックチェーン商品であるAxCore(イーサリアム・ブロックチェーンと相互運用ができる)は、出来高の高い外貨為替取引とデリバティブ市場へ用いられるとされています。

大手投資銀行がブロックチェーン産業進出

フォーブス誌によれば、今回の出資対象は、Axoni社が「証券預託と清算機関(DTCC)」が提供する11兆ドルに相当する「貿易情報倉庫(TIW)」を専用ブロックチェーンへ移すプロジェクトです。

今回の出資企業はゴールドマンサックス以外、大手銀行JPモルガン、Wells Fargo、Citigroupや機関投資家向けの仮想通貨ブローカーDigital Currency Groupなど、ウォール街の大口企業とシリコンバレーのテック企業が主力となっています。

ゴールドマンサックスのマネージング・ディレクターを務めるAshwin Gupta氏は、

「Axoniは、ブロックチェーン業界で市場リーダーの立場を確立し、広範囲にわたる金融市場で利用できるソリューションを提供している。我々はAxoniとの提携によるビジネス戦略を大いに期待している。」

と、期待を寄せています。

また、Wells Fargoの電子取引サービス部長であるC.Thomas Richardsonによれば、

「現在キャピタル市場で分散型台帳プロトコルの採用は、正に前のTCP/IP(インターネットで標準的に利用されている通信プロトコル)の採用に類似している。我々は、Axoniがブロックチェーンによる、メリットを特定した実用を促進する手腕に大いに感心している」

さらに昨日、CNBCの経済番組Fastmoneyに出演した、イギリスに本社を置く仮想通貨投資ファンドCoinSharesのCSOを務めるMeltem Demirors氏も

「相場よりも、重要なものがある。それは実用途のことだ」

と、プロジェクトの開発と商品化こそが仮想通貨の価値を増やす重要な要素であると強調しました。

Axoni以外にも、IBMとVeridium Labのステラ・ブロックチェーンを採用する提携やステラ・ブロックチェーンを使用したStronghold USDの支援発表など、ブロックチェーン技術の実用性・商品化こそが大手企業による巨額資金流入につながり、仮想通貨の相場に真の価値を付けることになると考えられます。

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7月17日、米ドルとのペッグ通貨として、ステラ・ブロックチェーンを使用した新たな仮想通貨”Stronghold USD”が発表された。大手企業のIBMが支援を公表し、テザー(USDT)の代替としても注目を集めている。
ブルームバーグ紙は、ゴールドマン・サックス(GS)は、仮想通貨ファンドにおける保管(カストディ)サービスを提供することを検討していると報じた。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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