LINE Xenesis、Aglet運営企業と覚書締結
LINEとAgletが提携
LINEの暗号資産(仮想通貨)関連事業を手掛けるLINE Xenesis株式会社は13日、NFT(非代替性トークン)を用いたウォーキングアプリの「Aglet(アグレット)」を運営するOnlife Inc.との提携を発表した。
両社は、「LINE Blockchain」を活用した「Aglet」の日本ローカライズ化の開発と、今後迎える国内ファッションブランドとの連携に向けて覚書を締結。パートナー企業が提供する衣服や小物を「Aglet」内で利用可能にし、バーチャルファッション体験の向上に向けて協力していく。
Agletは、スニーカーマニア向けの位置情報ベースのNFT(非代替性トークン)ゲーム。街を探索し、ゲーム内通貨(AGLET、GOLD AGLET)を獲得し、ニューバランス、アシックス、アディダスなどのブランドの仮想スニーカーを収集できる。
執筆時点で、AgletNFTはゲーム内の通貨GOLD AGLETを使用して、Agletショップで購入できる。また年内には、他の通貨(USDCやETH)、そして他のマーケットプレイスでAgletNFTを購入できるようになる計画だ。
Agletアプリの総ダウンロード数は400万DLを超え、その内日本のユーザーが15%を占めるなど高い人気を誇る。本格的な日本展開に向けて、OnlifeのRyan Mullins(ライアン・マリンズ)CEOは以下のように述べている。
『Aglet』は、日本をはじめとするアジア圏で非常に高い人気を誇るサービスであり、今回のLINEグループとの連携によりさらに成長していくと確信しています。バーチャルとリアルのシームレスな体験が求められている中、今回の提携は、すべてのユーザーにより優れた体験を提供できる第一歩になると考えております。
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LINE Xenesisとは
LINEグループは、2018年4月に「LINE Blockchain Lab」を設立。独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を開発し、独自暗号資産「LINK」の発行するなど、グループ全体でさまざまなブロックチェーン関連の事業を展開してきた。
LINE Xenesis株式会社は、LINE Blockchain(LINK)の開発を担うLVC株式会社が22年4月に社名変更した組織だ。同社はまた、暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」や、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」の運営も手掛けている。
LINE Xenesisの林 仁奎(イム・インギュ)代表取締役社長CEOは、Agleについて以下のように述べている。
日本で高い人気を誇る『Aglet』と今回協力できることを大変嬉しく思います。『Aglet』はゲーム性はもちろん、スニーカーを中心に仮想世界での自分のファッションを自分好みに変えられるなど、バーチャルファッション領域においても質の高いサービスを提供しています。
今後は、日本国内で9,300万人の基盤をもつLINEが展開するブロックチェーン領域での連携はもちろん、パートナー企業の拡大も進めていく予定です。LINE XenesisとOnlifeの2社だけでなくさまざまな企業と連携し、Web3領域でのシナジーを起こしていきたいと思います。
LINE Xenesisは22年8月、フィットネスアプリ「STEPN」の運営企業Find Satoshi Lab Limitedと覚書を締結したことを発表。STEPNの日本ローカライズに向けて開発面とビジネス面で協力していく方針を示していた。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します