バイナンスNFT、「Fusionist - Bi·Mech」のIGO(イニシャル・ゲーム・オファリング)開催へ
バイナンスでIGO開催へ
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは4日、NFTデジタル資産セール「IGO(イニシャル・ゲーム・オファリング)」の開催予定を発表した。
今回バイナンスNFT(Binance NFT Marketplace)で発売されるのは、Web3ゲーム「Fusionist」のゲーム内デジタル資産として機能するNFTコレクション「Bi-Mech」。
Fusionistは、惑星間戦争を舞台に宇宙船隊を作り、銀河を征服するゲーム。プレイヤーはMech Commanders(メックコマンダー)となり、自分の惑星を運営し、バトルを通してレベルを高め、資源を集めながらMechを製造し、生産パイプラインを構築する。
「Bi-Mech」は通常のMechよりも優れた機能を有し、FusionstのPvP(プレイヤー対プレイヤー)、PvE(対CPU)、そしてE-Sportsトーナメントモードを通して、トークンやその他のNFT報酬を獲得するのに使用できる。各種トークンはBNBChain(BNB)に対応。
IGO参加要件は、1月11日11時〜1月12日18時(日本時間)にかけてビルドアンドビルド(BNB)トークンを0.1BNB以上、バイナンスのスポット(現物)ウォレットで保持し、参加チケットを獲得すること。このチケットはセールへの参加を約束するものではないが、NFT購入のチャンスを得られる。
その後、当選チケットを受け取ったユーザーは、12日21時からBi-Mech NFTを0.5BNBで購入可能になる。Bi-Mechはミステリーボックスの形で売り出され、当選者は5種類のレアリティからランダムで割り当てられる。
また、バイナンスで「Alpha Prestige – Fusionist」というNFTを購入し、所定の方法で保管することでBi-Mech NFTを半額購入のチャンスを得るほか、ゲーム内NFTやステーブルコインBUSDなどの特典を受けられる可能性がある。この方法のスナップショットは1月9日に作成される。
Fusionistの開発企業
Fusionistの開発企業Fusion Interactiveは、中国ITコングロマリットTencent出身者らが立ち上げたシンガポールの企業。CEOを努めるIke T氏はTenscentでMMOGのプロデューサーを努めた他、上海を拠点とするゲームスタジオMoontonでディレクター経験を有す。
21年10月にスタートしたバイナンスNFTのIGOは、ゲームの公式ローンチ前に、NFTへの早期アクセスやゲームのVIPプレビュー、プレミアムレベルのNFTを安価に入手することなどの利点がある。バイナンスがBinance NFT Marketplaceをローンチしたのは21年5月。アンディ・ウォーホル氏など、著名アーティストによるNFTを販売していた。
関連:バイナンスNFT、業界初のIGO(イニシャル・ゲーム・オファリング)開始を発表
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します