仮想通貨保有企業の指数除外案を見送り
世界的な株式指数を提供するMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)は6日、総資産の50%以上を仮想通貨で保有する企業を指数から除外する提案を2月の見直しでは実施しないと発表した。
代わりに非事業会社全般の扱いについてより広範な協議を開始する方針だ。機関投資家からのフィードバックで、一部の仮想通貨保有企業が投資ファンドと類似した特性を示すとの懸念が確認されたという。
MSCIは仮想通貨保有企業が事業目的ではなく投資目的で資産を保有する企業群の一部に該当する可能性を指摘した。投資会社と事業の中核として非事業資産を保有する企業を区別するには、市場参加者との更なる調査と協議が必要だとしている。
当面は現在の指数構成銘柄の扱いが継続される。総資産の50%以上を仮想通貨で保有する企業リストに含まれる企業のうち、既に指数に組み入れられている企業は他の要件を満たす限り継続して組み入れられる。
ただしMSCIは株式数、外国組入率、国内組入率の増加を実施しない。リストに含まれる全ての証券について新規追加やサイズセグメント移行を延期するという。
MSCIは世界中の機関投資家が参照する株式指数の提供会社で、ETFやインデックスファンドの運用基準として広く利用されている。上場企業が指数に組み入れられると数兆ドル規模のファンドから自動的に資金が流入するが、除外されれば保有株の機械的売却が発生する。当初の提案ではストラテジー社を含む39社で100億ドルから150億ドル規模の強制売却が発生する懸念があった。
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一方で、業界からは強い反発があった。支援団体ビットコイン・フォー・コーポレーションズは提案の撤回を求める請願書に1,268の署名を集めた。同団体は「単一の貸借対照表指標では企業が事業会社かどうかを反映できない」と批判し、実際のビジネスモデルや事業特性に基づいて分類すべきだと訴えている 。
最大のビットコイン保有企業であるストラテジーは昨年12月10日の書簡で提案を「誤った判断」と批判し、MSCIは中立的な立場を維持すべきだと主張。ナスダック上場のストライブ・アセット・マネジメントも反対意見を表明し、一律除外ではなく「デジタル資産保有企業除外版」の指数を別途作成することを提案していた。
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トピックス:国内外のビットコイン保有企業・保有国動向



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