新金融庁長官「仮想通貨を過剰に規制する意図はなく、規制下での成長を期待している」

大手メディアロイター通信は22日、金融庁の新長官に就任した遠藤 俊英氏とのインタビューを実施、「地銀収益悪化、日銀のせいにしても仕方ない=金融庁長官」と題した記事を公開しました。

日本版のインタビュー記事では、仮想通貨の内容について触れられていないものの、英語版のreuters.com にて、新金融庁の仮想通貨に関する意見が綴られています。

遠藤 俊英 新金融庁長官は、同インタビュー内にて、「(仮想通貨業界を)過剰に規制する意図はない。適切な規制の下、成長して欲しい。」とコメントしました。

コインチェックのNEM流出事件以降、業界に対する厳しい姿勢を示す金融庁ですが、世界で初めて仮想通貨取引所を規制する国として、適正な規制を慎重に推し進めていくことの意図は、業界の成長にあるとの見方を示し、「消費者保護と技術の革新を阻まないバランスを追求(模索)している」と言及しました。

中間とりまとめ公表によって起こる日本の仮想通貨市場の3つの変化

金融庁は8月10日(金)、「仮想通貨交換業者等の検査・モニタリングの中間とりまとめ」を公表、国内取引所の検査・モニタリングで把握した実態や問題点状況開示が行われました。

この発表で見えてきた今後の変化は以下の3点となります。

新規登録申請業者の登録審査本格化へ

コインチェックを含むみなし業者の登録可否判断間近へ

中間とりまとめが行われた事で論点や課題が明確化

詳しくは、以下の記事にて詳細を記載しておりますので、ご参照ください。

金融庁夏の陣:中間とりまとめ公表によって起こる日本の仮想通貨市場の3つの変化

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異例の3期続投となった金融庁の森長官が3年ぶりに交代することで、ターニングポイントを迎える日本の金融業界。森長官は、17年4月に「改正資金決済法」を施行、世界に先駆けて仮想通貨市場のルール整備を行ったことで市場規模拡大に貢献するなど、フィンテック業界への多大な貢献が評価されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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