仮想通貨ビットコインの年内1万ドル水準は困難か:米フォーブス報道の価格推定データ

仮想通貨ビットコイン価格の年内1万ドル水準は困難か
米フォーブス誌に情報提供するTrefis Teamの「BTC価格推定データ」は94%の確率で的中させている。需給を元に、年内BTC価格予想を115万円から104万円前後に下方修正した。

仮想通貨ビットコイン価格の年内1万ドル水準は困難か

6月から現在にかけて、BTCは最安値5755ドル(約64万円)から8400ドル(約95万円)まで反発したものの、その後6300ドル~6500ドルのレンジで推移していますが、昨年12月に見た200万円超えの水準までは程遠く、1万ドルラインからも約54%ほどの下落率となっています。

7月のBTC出来高は、6月より改善されましたが、過去2週間の出来高とユーザーは再び下落、6500ドル(72万円)を下回っているのが現状です。

BTCの需給から年末価格を推定

米フォーブス誌に情報提供する「Trefis Team」が示す「ビットコイン価格推定データ(Bitcoin Price Estimator)」によれば、推定出来高&ユーザー数による月平均価格と、可能となる価格レンジというメカニズムで、当初の推定10,500ドル(115.5万円)から9,500ドル(104.5万円)前後に下方修正しています。

BTC価格は様々なファンダ要因に影響され、大きく乱高下していますが、主に”需要と供給”が相場を動かしています。

BTCの供給量は有限なため、Trefis Treamは、需要(ユーザー数と出来高)を基準に、価格予想に反映されるものと考えられます。

出典:Trefis Team Data

Trefis Teamが統計したデータによれば、測定基準日の6月18日(約42万アドレス)からBTCのユーザー数は増加しており、このペースだと半年後の12月18日までに+73%増の約73万アドレスに達すると推定。

さらに、日々の平均出来高では、6月18日時点の3.3億から12月18日までに7.8億(+136%)増加すると見られています。

仮想通貨市場は14日、ビットコインを中心に一時的な上昇が見られたものの、再度相場が反落し、市場全体が再び下落ムードに。アルトコインとの下落率に顕著な差が見られ、月間のアルトコイン市場の下落率では、ETF延期に次いで2番目に大きな急落相場となった。
BTCは金融界の人々が頻りに関心を寄せ、株市場とはまったく光景の違う投資商品となっている。Googleトレンドで、人からの関心が集まった時、BTC相場は良くなる傾向が見受けられ、逆に下落している時に関心が下がる傾向にある。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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