米歌手エミネムの新アルバムにBitcoinの歌詞|ポップカルチャーで仮想通貨が主流トレンドとなるか
- エミネム(Eminem)の新アルバム、曲中にビットコインのセリフ
- 米国の人気歌手エミネム氏は新しくリリースされたアルバム「Kamikaze」に収録している曲“Not Alike”で歌詞中にビットコインというセリフが登場することが明らかになった。
エミネムの新曲中にビットコインの歌詞:海外音楽界における仮想通貨の認知度
著名音楽誌ローリングストーンの報道によれば、ベストセラー歌手エミネムは日本時間8月31日に新アルバム「Kamikaze」をリリースした様です。
同アルバムには、アーティストRoyce Da 5’9’とコラボした、“Not Alike”という現代社会をめぐる曲が収録され、ビットコインに関する歌詞が書かれていることが判明しました。
歌詞の和訳は以下のようになります。
「昔はみんな5セント硬貨を噛みつき、その真偽を確かめたが、今はみんなビットコインで盛り上がっている」
ビットコインやブロックチェーンを歌った曲は、エミネムの“Not Alike”が初めてではありません。
2014年に、ラッパーToby+Decapは「Welcome To The Blockchain」を作詞作曲し、
「権力は腐敗する、お金は権力。。。我々のお金は債券で、100%の利率で請求する」
と“部分準備銀行制度”を批判しています。
また、歌手兼ソングライターのTatiana Moroz氏は、2014年にビットコインインフルエンサー兼Tokenlyの創立者であるAdam B. Levineと連携し、ブロックチェーン技術を用いてミュージシャンとファンを団結させるために、ICOを行い、さらに昨年アルバムのリリースに伴い、Tatianacoinという通貨を発行しました。
2016年に、カントリー歌手John Barrett氏は、サトシに捧げようと、「Ode to Satoshi(サトシへの頌歌)」を作詞作曲しました。
さらに、オーストラリア出身の歌手Naomi Brockwellは2016年に、米国人気歌手Billy Joelの「Uptown Girl」をモデルに、ビットコインに対する認知度を向上させるために「ビットコインガール」という曲を作りました。
ハリウッドにも見られるビットコインの話題性
ビットコインに関する話題性は音楽にとどまらず、テレビドラマや映画にも浸透し始めています。
例えば、ビットコインが暴騰した昨年の年末に、米国人気ドラマ「ビッグバンセオリー」で、数年前に掘られたビットコインを探し求めるエピソードが放送されました。
更に、人気ドラマ「Gilmore Girls」を主演した女優Alexis Bledel等の有名な役者が演じる、来年公開予定のハリウッド映画「Crypto」では、ビットコインをめぐり、ハッキングやマネーロンダリングに関する展開があると、The Hollywood Reporter誌で紹介されています。
日本のドラマでも仮想通貨を言及
日本でも、人気俳優ディーン・フジオカが主演を務めた「モンテ・クリスト伯 ‐ 華麗なる復讐」の第4話で、主人公が巨額の資金を動かして市場を操作し、仮想通貨の相場を暴落させるシーンが見られます。
ビットコインをはじめ仮想通貨は、日々認知度が高まり、有数の主流メディアにも取り上げられつつあります。
世界的に見て普及率や知名度はまだ低いものの、このように、ポップカルチャーなどの影響で、より話題性や注目度の高まりが期待できるでしょう。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します