英仮想通貨取引所が「永久先物取引」を発表|リップル、ビットコインキャッシュとのドル建てペアは世界初

世界初のドル建て永久先物取引
英国に本社を置く仮想通貨先物専門取引所Crypto Facilitiesは永久先物取引を開始したと公式発表、アルトコインのドル建てペアは世界初となる。 ペアは6種類:XBT(ビットコイン)/USD、BCH/USD、ETH/USD、XRP/USD、LTC/USD、XRP/XBT
先物取引とは
いわゆるデリバティブの一つで、価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、未来の売買についてある価格での取引を保証するもの

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Crypto Facilitiesの新商品

英国に本社を置く仮想通貨先物専門取引所Crypto Facilitiesは公式ツイッターにて、新商品の「永久先物取引」を発表、アルトコインのドル建てペアは世界初となります。

新商品は以下の6種類となります。

  • BTC/USD 
  • BCH/USD 
  • ETH/USD 
  • XRP/USD 
  • LTC/USD 
  • XRP/XBT

そして、Crypto Facilitiesの説明 によれば、「永久先物取引」の定義は以下の様に掲載してあります。

出典:Crypto Facilities

「永久先物取引は特殊な先物契約であり、最終決済期限(SQ)が設けられず、自動ロールオーバー(乗り換え )は4時間ごとに行われる」

ロールオーバーとは

ロールオーバーとは、先物など決済期日(SQ)がある取引にて、「期日前にいったんポジションを解消して、先の期日に乗り換えること」。例えば、決済期日が近づいていてもポジションを維持したい状況下で一旦決済こそ行うが、より期日が先に設定してある先物で再度ポジションを持つ取引を行うことなどが該当する。(今回はこれが自動に行われる)

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

遡れば、Crypto Facilitiesは英国金融規制機構(FCA)の規制下で、2015年にビットコイン先物、2016年にはXRP先物を開始、今年の5月にETHの先物、8月17日にビットコインキャッシュ先物の取り扱いを開始しています。

Crypto Facilitiesは仮想通貨先物を取り扱う取引所だけでなく、米国大手先物取引所CMEが提供するビットコイン先物の基準価格の提供やイーサリアムのリアルタイムインデックス(Ether Real Time Index)の指標プロバイダーでもあります。

この5つの新商品は、米国のCME、Cboeの先物商品に並び、大口投資家や機関投資家にとっては、法的規制に準拠した状況下で、仮想通貨へリーチできる新たな投資ゲートウェイとなると考えられています。

Cboeによる新たな仮想通貨先物

先日、コインポストで取り上げたように、大手経済誌ビジネスインサイダーが「CboeがETH先物取引の実に近づいている」と報じました。

関係筋によると、Cboeは米国商品先物取引委員会(CFTC)からの承認を待っている段階にある、2018年末を目途に、ウィンクルボス兄弟が経営する仮想通貨取引所Geminiのデータを指標にETH先物取引を開始すると目論んでいます。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、イーサリアム先物の提供を年内に開始予定だとビジネスインサイダーが報じた。CMEにも「Ether Real Time Index」等の指標が設立されており、アルトコイン先物の布石と見る向きもある。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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