SBI VCトレードがOasysと業務提携、国内普及に向けた取り組みを支援 UX向上によりプレイヤー層拡大を目指す
SBI VCトレードとOasysが提携
SBI VCトレード株式会社は24日、Oasysプロジェクトを主導するシンガポールの開発企業Oasys Pte. Ltdとの業務提携を発表した。
SBI VCトレードは、Oasysが発行するトークン「オアシス(OAS)」や「Oasys ネットワーク」の日本国内の普及に向けて、取り組みを行っていく方針を示している。
Oasysは、「Blockchain for The Games」をコンセプトに、ゲーム系IP(知的財産)ホルダーとゲーマー向けに構築されたブロックチェーン。合意形成アルゴリズムPoS(プルーフオブステーク)を採用し、これまで大きな課題となっていたゲームプレイヤーの取引手数料(Gas代)無料化や取引処理の高速化を掲げる。
Oasysプロジェクトには国内最大手のゲーム企業、Web3関連企業が参画しており、提携企業21社には、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、GREE、bitFlyerやAstarなどが含まれる。2月にはソフトバンクがOasysネットワークのバリデータ(検証者)として参画していた。
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Oasys普及に向けた取り組み
Oasysとの提携に関連して、今後SBI VCトレードは自社で提供する「SBI Web3ウォレット」でOasysネットワークに対応する予定。これにより、ユーザーの暗号資産(仮想通貨)と日本円の自動交換が可能になり、ゲーム内アイテムNFTの購入時のユーザビリティ向上、及びユーザー基盤の拡大につながると期待されている。
SBI VCトレード株式会社の近藤智彦常務取締役は以下のように述べている。
今回Oasys様との業務提携により、国内唯一のオンチェーンNFT取引が可能なカストディアルウォレットである「SBI Web3ウォレット」の活用が、Oasys様が目指すブロックチェーンゲームのマスアダプションに貢献できるものと確信しております。Oasysネットワークの参画企業様とも連携し、ブロックチェーンゲームの利用者拡大を通じてGameFi、ひいてはWeb3の発展に寄与してまいります。
その他にも、日本暗号資産取引業協会の承認を前提とした仮想通貨取引所SBI VCトレードにおけるOASトークンの取扱いに向けた取り組みや、NFTマーケットプレイス『SBINFT Market』での対応、国際的マーケットメイカーであるB2C2での流動性提供など、SBIグループ各社との連携を図る方針だ。
Oasysの森山大器ディレクターは以下のように述べている。
Web3関連事業を含む先進的な事業を次々と展開されているSBIグループ様とともに提携の第1歩を発表できたことを大変嬉しく思います。ブロックチェーンゲームのマスアダプションのためには強力なエコシステムパートナーの存在が不可欠であり、本提携を皮切りとして今後SBIグループ様との複合的な連携を検討していくことを楽しみにしております。
2022年12月にプロジェクトを正式ローンチさせたOasysは、2028年までの完全DAO(分散型自律組織)への移行を目指している。将来的には独自トークンOASの保有者がプロジェクトに関する様々な意思決定に参加可能となり、Oasysネットワークが分散化されることとなる。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します