ツイッター、仮想通貨などの検索機能を拡充へ eToroと提携 

仮想通貨などの金融機能を拡充

ソーシャル投資プラットフォーム「eToro」は13日、SNSのツイッターとバートナーシップを締結したことを発表した。

現在、ツイッターでは暗号資産(仮想通貨)や株などの価格やチャートを検索して参照することができるようになっているが、今回のパートナーシップで、対応する資産の幅を拡大していく。価格が表示されると、そこからeToroのプラットフォームに移行して取引を行うことも可能だ。

ツイッターで利用するのは、「$Cashtags」という検索機能。例えば、「$」とティッカーシンボルを組み合わせ、ツイッターで「$BTC」と検索すると、ビットコイン(BTC)の価格とチャートが表示される。 そこからeToroやTradingViewの画面に移行することもできる。

なお、本記事執筆時点では、例えば「$ETH」と検索しても、イーサリアム(ETH)の価格は表示されない模様。ビットコインの価格が表示されない時もあったようで、この点についてeToroの担当者は「Decrypt」に対し、現状は把握していると説明。ツイッター側に確認し、早く表示できるようにしたいと述べたという。

ツイッターの開発・運営を率いるイーロン・マスク氏は、決済機能などを搭載し、ツイッターを「スーパー(万能な)アプリ」にしたい考えを示している。

今月には裁判書類からツイッター社は、マスク氏の「Xコーポレーション」と合併したことが明らかになった。同氏は昨年10月、「ツイッターの買収で、万能アプリ『X』の構築を加速させる」とコメント。過去には、ツイッターが仮想通貨決済機能を導入する可能性も報じられている。

関連ツイッター、仮想通貨の決済機能を導入か=報道

$Cashtags機能の現状

eToroの発表によれば、ツイッターが$Cashtagsで価格データを表示できるようにしたのは2022年12月。その後この機能は普及し、提供開始から4.2億回以上検索で利用されているという。パートナーシップ締結後は、対応する資産を増やしていく。

今回の発表でeToroは、最も利用されている$Cashtagsの例として、以下の3つを挙げた。

  • $TSLA(テスラ社の株)
  • $SPY(SPDR S&P 500 ETF)
  • $BTC

eToroのYoni Assia CEOは、以下のようにコメントを寄せている。

ソーシャルメディアの金融コンテンツは、従来の媒体から除外されていると感じている人々へ教育機会を提供してきた。

ツイッターは、個人投資家のコミュニティにとって不可欠なツール。毎日、何百万の人々がツイッターでニュースにアクセスしたり、知識を共有したりしている。

eToroは今回のパートナーシップで、金融教育を拡充させたいと述べた。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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