米7月雇用統計発表やアマゾン株大幅上昇、Curveハッカーが返金開始など|5日朝の重要速報まとめ
5日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。
米7月雇用統計、アップル下落など(注目度:★★★★☆)
昨夜発表の米国の7月非農業部門雇用者数は、前月比18.7万人増加し、予想の中央値は20万人増を下回った。なお、6月は18.5万人増(速報値20.9万人増)に下方修正された。
一方、家計調査による7月の失業率は市場予想の3.6%を下回り3.5%に低下した。
今回の統計では、業況が低迷する製造業セクターなどで雇用主が積極的な人員削減でなく、労働時間の短縮(40.6時間に減少)を通じて対応している兆候が明らかに。また、平均時給は前年比で4.4%と予想を上回り、人手不足による賃上げの圧力がなお根強い格好だ。
FRBの利上げサイクルへの影響に関しては、7月の雇用統計は9月のFOMC会合で利上げ中止を正当化するような明確な内容ではないと見られている。
NYダウなど米国株は緩和しつつある雇用データを一時材料視したが、アップルの下落などに影響され下げに転じた。
アップルは昨日引け後に決算を発表した。iPhoneの売上不振などによる3四半期連続の減収を嫌気され前日比-4.8%安。時価総額は歴史的な3兆ドル水準を割り込んだ。
一方、同じ日に2Q決算を発表したアマゾンは、クラウド部門のAWSが予想以上に好調だったことで+8.2%と大幅高となっており、IT・ハイテク株の上げを牽引したようだ。
Minkabuによると、決算シーズンにおける最新の情報で、S&P企業の約84%が決算を発表し、80%が予想を上回る最終利益を計上しているという。
Curve Financeハッカー、資金を返還開始(注目度:★★★★☆)
7月31日にCurve FinanceとAlchemix Financeへハッキングを行ったハッカーは資金の返還に動いた。AlchemixはCurveのプールを利用している。
オンチェーンデータによると、ハッカーはAlchemix Financeに、4,820 alETHおよび2,258 ETHを返している。1,270万ドルに相当する資産だが、ハッカーは合計6,100万ドル相当の仮想通貨を強奪した。
ハッカーは返還に際し、「あなたたちが私を見つけることができるためではなく、あなたたちのプロジェクトを台無しにしたくなかった。だから返金している。多分多くの人にとっては大金だが、私にとってはそうではない」とのメッセージを添付した。
なお、ハッカーは昨日、72時間以内に資金返還をすれば10%のバウンティ報酬を受け取れるとの提案を受けた。
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約100の仮想通貨ファンドが閉鎖(注目度:★★★☆☆)
ブルームバーグの報道によると、今年は700以上の仮想通貨ファンドのうち、97ものファンドが閉鎖されたという。「仮想通貨の冬」が機関投資家にも大きな打撃を与えている格好だ。
閉鎖の原因については、相場感が悪い中パートナーを見つけにくくなっていることや、ビットコインのパフォーマンスを下回っていること、規制懸念などが挙げられた。
さらなるビットコイン・イーサETF申請へ(注目度:★★★☆☆)
米ProSharesとBitwiseは新たなビットコイン・イーサリアム関連ETFをSECへ申請した。
ProSharesが提出したのは、「Bitcoin and Ether Equal Weight Strategy ETF」で、Bitcoin and Ether Equal Weightという指数のパフォーマンスを追跡するもの。
Bitwiseの方では、「Bitcoin and Ether Market Weight ETF」というもので、2つの銘柄の時価総額に見合ったエクスポージャーを提供するという。この二つのETFは先物取引での運用となる。
バイナンス 通貨ペアの廃止(注目度:★★★☆☆)
バイナンスは引き続き通貨ペアの廃止を実施。
4日12時から、ATA/BUSD、BNT/BUSD、COS/BUSD、DF/BUSD、DOCK/BUSD、OSMO/BUSD、STRAX/BUSD、XNO/BUSDは利用不可能になった。
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来週の重要経済指標(注目度:★★★★☆)
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します