Skyland Ventures、Cindexへの投資を発表、 ブロックチェーン上でのETFなどトークン化取引を提供

Skyland Ventures、Cindexへ投資

東京を拠点とし、シードスタートアップ投資に注力するベンチャーキャピタルファンド、Skyland Venturesは26日、オンチェーン上で誰もがETFを含む様々なアセットを取引可能にするプラットフォームを開発するCindexへ投資したことを発表した。

Cindexは、ETF、インデックス・パーペチュアル、保険商品などの様々なアセットを組成し、取引できる分散型取引プラットフォーム。CindexのETFは現在プロトタイプであり、ブロックチェーン取引に適したフォーマットにカスタマイズされている。

Cindexは、時価総額世界4位のブロックチェーンである、BNBチェーンが主催するインキュベーションプログラムにおいて1位を獲得しており、ポテンシャルが高く評価されている。

現在、現物受け渡しの暗号資産(仮想通貨)ETFは、米国を含む多くの国で承認されていない。一方で、株式市場のような伝統的な市場では、ETFは市場全体におけるAUMのおよそ30%近くを占めるほど、需要の高い金融商品だ。

Cindexはブロックチェーン上の分散型取引所(DEX)でETFを提供することによって、Metamaskのような暗号資産(仮想通貨)ウォレットのユーザーが、誰でもトークン化されたETFの売買に参加できる特徴がある。

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一般投資家に訴求

Skyland Venturesの松本 頌平ベンチャーキャピタリストは、Cindexの事業領域が、「オンチェーン上の暗号資産ETFと、ほとんどの人がアクセスすることが難しい金融資産を誰にでもアクセス可能にする意義ある分野」だと強調した。

また、Skyland Venturesの袁 小航ジェネラルパートナーは、「今Web3にオンボーディングできていない一般の投資家やクリプト初心者を流入するきっかけになり得る、期待のプロジェクト」だとCindexを評価している。

CindexのJames Tang共同創設者は、日本市場の可能性に前向きな見通しを持ち、国内外市場での影響力を確立しているSkyland Venturesとの協調関係の強化に意欲を示す。「日本市場内における大きな可能性に対する私たちの洞察力は鋭く、Cindexの進展と先駆的な展開を活発に推進していく用意があります」と熱意を示した。

Skyland Venturesは、これまで日本国内のスタートアップを中心に約150社へ投資。2022年以降は、Web3 (Crypto・NFT・Blockchain)のスタートアップへの投資にフォーカスしている。

今年4月には、Web3領域を中心に投資する「Skyland Ventures 4号ファンド」で総額50億円の資金調達を完了したことを発表した。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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