東南アジアの人気配車アプリ「Grab」がCircleと提携しWeb3ウォレット提供へ|15日朝の重要速報まとめ

15日朝の重要速報まとめ

日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。

GrabとCircle協業 Web3ウォレット提供へ(注目度:★★★★☆)

東南アジア版Uber(ウーバー)と知られる人気の配車アプリ「Grab(グラブ)」はWeb3ウォレット「Grab Web3 Wallet」のローンチで米ステーブルコイン発行企業Circleと協業し、NFTバウチャー利用の試運転を実施する予定だ。CircleはGrabウォレットの開発に協力している。

Grabは、配車サービスやフードデリバリーなど様々な機能を備えた東南アジアで人気の消費者向け「スーパーアプリ」であり、ユーザー数は1.8億を超えるとされる。

同社は先週、仮想通貨の保管や受送信などができる独自の「Grab Web3 Wallet」をローンチすることが報じられていた。また、一般的な仮想通貨ウォレットと違って、プライベートキー(秘密鍵)ではなくWeb2的な「PINパスワード」が使用されるため、質問と回答でアカウントの復元ができ、仮想通貨に詳しくない人でも簡単に利用できると見込まれる。

なお、ウォレットユーザーはNFT形式のバウチャーを使用し、報酬やコレクティブルを獲得できるようになる。まずは、9月17日にシンガポールで行われる「シンガポール・グランプリ」でウォレット実用化の第一段階を進め、「SG Pitstop Pack NFT」という人気店で利用できるNFTバウチャーに対応するという。

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Bybit イギリス撤退か(注目度:★★★☆☆)

仮想通貨取引所大手Bybitはイギリス(UK)の10月からの仮想通貨規制施行開始を前に同国を撤退することが報じられていたが、同社CEOは現在規制当局との対話を進めているとコメントし、「我々の戦略にイギリス撤退は含まれていない」と述べた。

イギリスでは、10月8日より今年の6月に承認された金融サービス・市場法案の修正案が有効となる。この法律は、仮想通貨を金融商品として規制できることを明確にする内容が盛り込まれており、すべての仮想通貨を規制された金融活動として指定し仮想通貨広告の監督、企業の登録制度を導入するものだ。

LunoやPayPalは新たな規制導入に対応すべくイギリスで仮想通貨サービスの提供を停止している。

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ドイツ銀行 資産トークン化でTaurusと協業 (注目度:★★★☆☆)

世界的なメガバンクであるドイツ銀行はスイスの仮想通貨関連企業Taurusと提携し、仮想通貨カストディや資産トークン化サービスを構築していくと発表した。

Taurusは2018年に設立された企業。金融機関や企業向けに、カストディをはじめ、トークン化された証券(セキュリティトークン)や仮想通貨の発行や管理、仮想通貨取引サービスなど、様々なデジタル資産のインフラを提供している。今年2月にドイツ銀行も参加するシリーズBラウンドで約86億円(6,500万ドル)を調達した。

同行は今年の6月に、仮想通貨などデジタル資産のカストディサービスを運営するために規制当局への許可を申請した経緯がある。ドイツ銀行の証券サービス部門のグローバル責任者であるPaul Maley氏は「まずは、厳選した仮想通貨銘柄と一部のステーブルコインのカストディを提供するが、トークン化された金融資産が広く普及する機会も期待している」とCoinDeskに述べた。

ドイツ規制当局のBaFinは2020年3月にビットコイン(BTC)を初めとする仮想通貨を「金融商品」とみなす新たなガイドラインを公開しカストディ企業に対するライセンス制度を導入している。

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昨日の見逃し配信 (注目度:★★★☆☆)

Wizardry BC INOの販売詳細スケジュール

株式会社ドリコムとチューリンガム株式会社が共同開発中のブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt – Wizardry BC -』における初のNFTコレクション「Adventurer Genesis Collection」のINO(Initial NFT Offering)販売に関して、スケジュールや販売価格などの詳細が明らかになった。(記事はこちら

Paxosがビットコイン手数料に7,500万円の過払い

Web3決済サービスプロバイダーPaxos(パクソス)がビットコイン(BTC)の取引の手数料として誤って7,500万円相当のBTCを支払ったことが明らかになった。(記事はこちら

重要経済指標(注目度:★★★★☆)

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