ポルカドット開発のParity、一部機能をコミュニティに移管 従業員も調整へ

ポルカドットの分散化

ブロックチェーンインフラ企業Parity Technologies(以下、Parity)は、プロダクトを市場に届けるチームの機能を、ポルカドット(DOT)の分散化されたエコシステム内のチームに移管することを計画している。

同社は、ポルカドットの開発やビジネスを総括的に率いてきた企業。今後はポルカドットの次世代の技術を提供したり、開発者の体験を改善したり、開発者コミュニティを強化したりしていくことに特化するとした。

暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などに携わった経験を活かし、ParityはWeb3 Foundationと共にポルカドットをローンチ。Parityは以前、イーサリアムの共同創設者でもあるGavin Wood氏がCEOを務めていた。

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今回の考えをParityがXに投稿したのは10日。プロダクトを市場に届ける「Go To Market(GTM)」と呼ばれる機能を、ポルカドットのエコシステムに移行したほうが効率的だと考えたという。

今週には、Parityが約300人の従業員を解雇したとの噂が流れたが、今回の件を独自に取材した「The Block」によると、この情報は間違いである。

ポルカドットとは

異なるブロックチェーンの相互運用を目指すプロジェクト。ネイティブトークンのDOTは日本の取引所にも上場している。

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従業員の調整

Parityは分散化の重要性を支持しており、同社が権限を拡大してポルカドットの発展の妨げになるリスクをなくす必要があると説明。エコシステムを強化するには、競争と協力を共存させ、様々な「ビルダー」がいることが重要であると考えているとした。

同社はこの考えにさらに従うために、GTMの機能をコミュニティに移行し、エコシステムの新しいリーダーたちに任せようとしている。すでに従業員を解雇したわけではなく、これから数カ月かけて人員を調整していくという。

Parityは、これまでポルカドットの市場での存在感を高め、発展に貢献してきたチームに感謝すると述べた。そして、Web3 Foundationが行う資金提供プログラムが、ParityでこれまでGTMに務めてきたメンバーが今後もポルカドットに貢献していくことに役立つだろうと説明している。

Web3 Foundationは10日、ポルカドットの発展に貢献したい人やチームをサポートするため、資金を提供していくことを発表。2024年にかけて2,000スイスフラン(33億円相当)と500万DOT(27.5億円相当)を配分する計画であると説明した。

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