「OpenSea 2.0」図る 従業員の半数削減 市場シェア激減などを受け

市場低迷で戦略変更か

NFT大手取引所OpenSeaは11月4日、大幅な事業方向転換を図るために大規模な人員削減を発表した。NFT市場は昨年のピークから低迷し続けている状態だ。

人員削減については従業員の半数が解雇され、Devin Finzer CEOは「今回の動きは、技術、信頼性、スピード、品質、経験に対する製品のアップグレードに焦点を当てた、いわゆる “OpenSea 2.0″に向けた同社の推進の一環だ」と説明。背景には、同社が業界の”リーダー”ではなく”フォロワー”のように感じられたというユーザーからのフィードバックなどがあるという。

OpenSeaは、ライバルBlurの独自トークン登場から市場シェアを失っており、現在の出来高は1/5にとどまる。The Blockのデータダッシュボードによると、一年前の2022年10月では70%以上の市場シェアを有していたが、現在はわずか18%だ。

「仮想通貨の冬」におかれ事業戦略転換を講じている大手は他にもあった。Yuga Labsが10月上旬に企業リストラとして従業員解雇を発表したばかりだった。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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