USDC採用拡大の狙い 米サークルが新型L1ブロックチェーンSeiに出資
SEI一時15%高
ステーブルコイン発行大手サークル(Circle)のVC部門であるCircle Venturesは、USDCの更なる採用拡大を狙って、DeFi特化型L1ブロックチェーン「Sei」のSEIに戦略的投資を行った。一方、具体的な金額は開示されていない。
今回の戦略的投資を通してサークルはこれからSei上でステーブルコインUSDCの発行を許可する。Seiは発表で、サークルの投資は、USDCをSeiに導入し、迅速かつ安価でグローバルな取引を実現するとともに、Seiユーザーと開発者のために仮想通貨市場の流動性を大幅に強化することを目的としていると説明した。
Seiはソラナ(SOL)やAptos、Suiなどの高速L1と競争すべく仮想通貨のトレーディングを速く処理できるように設計されているCosmos SDK基盤のブロックチェーンで、今年8月にメインネットをローンチした。チェーンレベルで最適化が可能であるため、DEX(分散型取引所)やDeFiのトレーディングアプリは、ユーザーに合った体験を提供できるとしている。
サークルの他、仮想通貨VC大手Jump Cryptoなども出資している。ネイティブトークン『SEI』はバイナンスやコインベースなどで取引されている。
関連:コンビニで貯めたポイントを仮想通貨へ サークル社が台湾のファミリーマートと提携
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します