米SEC、2つのビットコインETF上場申請でパブコメを募集
パブコメは標準的な手続き
米SECは新たに、Franklin TempletonとHashdexの仮想通貨現物ビットコインのETF上場申請について、パブリックコメントを募集すると発表した。
Franklin Templetonの申請については、SECが11月18日に一次審査で可否判断を延期した。来年1月上旬には再び可否判断に関する発表がなされる予定で、それまでにさらなる分析が必要だと述べた。
主には、仮にETFが承認された場合、カストディアンとなるCoinbase(コインベース)とファンドの関係、および相場操縦に関する懸念について市場参加者からコメントを求める形だ。
また、今回の書類で「パブコメの手続き開始は、SECが関係するいかなる問題に関しても何らかの結論に達したことを示すものではない」と続け、パブコメの期間を21日間と設定した。
Franklin TempletonのビットコインETF上場申請は、9月に提出されCboe BZX取引所への上場を目指すものだった。
関連:初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説
関連:ビットコインETFの可否判断に対する延期相次ぐも、米SECとの協議継続
ETF有識者であるJames Seyffart氏はSNSで、SECによるパブコメの実施は予想以上に早く、ETF承認に向けて加速している可能性があると推測した。
Hashdexの先物ETF転換も
また、パブコメの対象は、Franklin Templetonだけではない。
Hashdexが申請するビットコイン先物ETFからの現物ETF転換についてもパブコメ期間を設ける予定だ。こちらもSECが11月中旬に判断を延期したものだった。
関連:ブラックロックもビットコインETFの上場申請でSECと面談
ビットコインETF特集
ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 | ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント |
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 | ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点 |
初心者が学ぶトレード知識 | CoinPostアプリで優位性を |
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します