著名投資家Peter Thiel氏のファンド、ビットコインとイーサリアムを購入=ロイター

仮想通貨に再投資

著名投資家Peter Thiel氏らが共同創設した米ベンチャーキャピタル「Founders Fund」は、2023年に暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に投資したことがわかった。複数の情報筋の話として「ロイター」が12日に報じた。

投資時期は昨年の夏から秋で、2億ドル(約300億円)の資金を両銘柄に半分ずつ投資している。同社の今回の投資はロイターの報道によって初めて明らかにされた。

情報筋によれば、ビットコインの価格が3万ドル(現レートで約450万円)以下の時からビットコインを買い始め、数カ月に渡ってイーサリアムとの2銘柄を購入し続けたという。なお、平均取得単価までは明らかになっていないとロイターは説明した。

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Founders Fundが初めてビットコインに投資をしたのが2014年の初期。昨年1月には、約8年を経てポートフォリオにある仮想通貨の大半を2022年3月末までに売却し、報道時のレートで約2,300億円の利益を上げたことが明らかになっていた。テラ騒動が始まったのは2022年5月のため、仮想通貨の冬が始まる前に売り抜けていたことになる。

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今回のロイターの報道によって、Founders Fundが再度仮想通貨に関心を示していることが明らかになった。なお、2014年以降の投資については、3分の2に相当する資金がビットコインに充てられていたと報じられている。

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Founders Fundとは

Thiel氏は億万長者として知られる著名な投資家で、以前から仮想通貨には肯定的な見方を示してきた。現在はFounders Fundのパートナーという立場である。

ロイターらの報道によるとFounders Fundの資産運用額は120億ドル(約1.8兆円)超。ポートフォリオには、スペースXやフェイスブック、OpenAIらの企業が並んでいる。

同社は仮想通貨を直接購入する以外に、仮想通貨・ブロックチェーン関連企業に出資も行ってきた。例えば2023年9月にはdao5と共に、イーサリアム上に構築されたL2ネットワーク「Layer N」の資金調達を主導している。

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L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。Layer Nは、ロールアップノードのネットワークである。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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