ブロックチェーンゲームで障害者就労支援 新サービス名称「Revel App」に決定
Revel App(レベルアップ)に名称決定
ブロックチェーンゲームを開発するBCG株式会社は2日、株式会社WAVE3と共同開発を進める「障害者就労支援×ブロックチェーンゲーム」のプロダクト名称を「Revel App(レベルアップ)」に決定したことを公表した。
「Revel App」は、ブロックチェーンの経済的および社会的特性とゲームのエンターテインメント性を融合させた、就労支援プロダクト。この名称は、「楽しみと喜び」を意味するRevel、「革新と発見」を意味するRevelation、「アプリケーション」を指すApp、そして「ゲームを通じての成長」を意味するLevel Up、の4つの要素からインスピレーションを得ている。
Revel Appは、資産管理、事務作業、基本的なパソコン操作、時間管理や体調管理など、就労に移行する際に必要な多様なスキル習得をゲームを通じて促進。さらに、福祉施設の運営負担を軽減し、効率化を図るために、利用者データのIT化や評価シートを使用した支援業務を強化する。
BCG株式会社は、新しいアプリケーションを通じて、世界中の人々が豊かな生活を送る手助けをするというビジョンを持っている。「Revel Appは、そのビジョンを実現するための重要なステップであり、福祉とテクノロジーの統合が、人々の生活にどのような色彩をもたらすのかを示す具体的な例となることを期待しています」と同社 COO 豊田氏は語っている。
Revel Appは5月のサービス開始に向けて、外部での導入実験の準備を進めており、参加施設からのフィードバックを活発に取り入れている。ブロックチェーンゲームとの連携強化に努めると共に、新たなパートナーシップの開拓にも注力している。
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GIF-TECH’s運営の経験を活かす
株式会社WAVE3は、暗号資産やブロックチェーン関連メディア「CoinPost」を手掛ける株式会社CoinPostと、Webに特化した福祉就労支援施設「GIF-TECH’s」を運営するWellsTech株式会社とのジョイントベンチャー。
WAVE3のCEO、近藤氏は新しい取り組み「Revel App」に関して、GIF-TECH’sでの経験を踏まえ、「多数のブロックチェーンゲームを障害者様の日々の作業に取り入れてきた我々だからこそ創れたサービス」であるとして、以下のように語った。
生成AIの台頭により、我々のような就労継続支援系施設、特にWeb業務に関わる施設が取り組む工賃作業の在り方は、大きな変化を余儀なくされています。今回の取り組みが、福祉における仕事の在り方を変化させる起爆剤になればと思っております。
BCG株式会社の執行役員であるたぬきち氏は「利用者の方がゲームを楽しみながら、社会で役立つスキルを得ることができるのは大変魅力的だと感じました。近い将来、BCGパラリンピック開催の日が迎えられるよう応援いたしております!」と、プロジェクトへの支援と今後の展望を語った。
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