zkSync基盤のSophon、ノード販売で93億円調達
今後のエアドロップ取得権に
暗号資産(仮想通貨)zkSync(イーサリアムレイヤー2)基盤のハイパーチェーン「Sophon」はノード販売で6,000万ドル(93億円)を調達した。
今回の資金調達は、人工知能(AI)とゲームに特化したエコシステムであるSophonの立ち上げに充てられ、2024年第3四半期の立ち上げを目指す。Sophonは、zkSyncによるゼロ知識(ZK)技術を活用したエンタメ専用のモジュラー・ロールアップだ。
ノード販売とは、Sophonチェーンのノードを運用するためのNFT(ERC-721規格)ライセンスの販売で、早期段階でプロジェクトの仮想通貨トークンを割引価格で入手させるいわゆるトークンセールの1つだ。
Sophonは、SOPHトークンの総供給量の20%をノードライセンス保有者に割り当て、Sophonのメインネット立ち上げ後36ヶ月間に渡って分配する予定だ。
また、Sophonは数ヶ月以内にメインネットを立ち上げる予定である。ローンチ時には単一の集中型シーケンサーが設置され、ノードライセンス保有者はライセンスをSophonに委譲し、ネットワーク料金の配当を得ることができるようになる。
今回の販売で、1ノードあたり0.0813ETH(240ドル)〜2.0556ETH(6,105ドル)までの段階的な価格設定で20万のノードを売り出したが、投資家らから121,000ノードが購入され最終的に6,000万ドルの資金を調達した。
6,000万ドルの投資のうち、約4,500万ドルが大口投資家から、約1,500万ドルがリテール投資家からのものだ。Sophonの共同創設者・zkSyncの元DeFi責任者であるSebastien氏によると、Maven 11、Paper Ventures、Spartan Group、SevenX Venturesなど、今年初めにSophonの1,000万ドルのシードラウンドを支援した機関投資家を含む複数の投資家がノード販売に参加し、Impossible Finance、ICO Drops、Holdstationなど複数のローンチパッドやシンジケート団も一般公開参加によるノード売却に協力したという。
関連:Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策
関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します