ミームコインTOP10、1〜3月の強気相場で平均利益率13倍を記録=CoinGecko
ミームコインの平均リターン
CoinGeckoの調査によると、2024年第1四半期(1月〜3月)の暗号資産(仮想通貨)市場において、ミームコインセクターが驚異的な成長を遂げた。ミームコイン上位10銘柄の平均利益率は1,312.6%に達し、全セクター中最高のパフォーマンスを記録した。
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ミームコインは、主にインターネットのジョークや流行から着想を得て作られた仮想通貨。その魅力は、ポップカルチャーや風刺と密接に結びついている。通常、実用性は乏しく、大量発行されるため単価が非常に安いのが特徴だ。
ミームコインへの投資は、新しい投資家を引き付けており、その多くは次の大きな流れに乗り遅れることへの恐怖(FOMO)が原動力となっている。成功事例とスリルに引き込まれ、多くの投資家がミームコイン市場に参入している。
今年の象徴的な出来事として、ある投資家がPepeコインにわずか3,000ドルを投資し、約1ヶ月で4,600万ドル以上の利益を得たことが話題を呼んだ。
Pepe投資家の成功例:
– 2023年4月15日:3,000ドルで4.9兆PEPEトークンを購入
– その後:1.41兆PEPEを740万ドルで売却
– さらに:2,550億PEPEを230万ドルで売却
– 現在:3.5兆PEPE(推定価値3,890万ドル)を保有中
ミームコインは暗号市場におけるアイデアと瞬発力の象徴と認知されつつある。BitMEXの共同創業者であるArthur Hayes氏は、「ミームコインは人間の感情の純粋な表現であり、テクニカル分析を重視するトレーダーにとっては、その戦略を展開するのに理想的な場所だ」と評した。
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2024年上半期のミームコイン市場は驚異的な成長を見せた。以下の表は、主要ミームコインの2024年7月1日時点での時価総額トップ10銘柄。年初来騰落率は独自に集計したものだ。一部のコインで数千パーセントを超える上昇率が見られ、市場の熱狂ぶりが伺える。
- ドージコイン(DOGE):38%
- シバイヌ(SHIB):71%
- ペペ(PEPE):754%
- dogwithat(WIF):1391%
- Bonk(BONK):102%
- FLOKI(FLOKI):388%
- Bret(BRETT):19,071%
- BOOK OF MEME(BOME):928%
- Mog Coin(MOG):3546%
特にBret(BRETT)とBOOK OF MEME(BOME)は3月に発行され、セクター全体のパフォーマンスを大きく押し上げた。
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ミームコインの注意点
ミームコインは、過去の強気トレンドでも非常に高い利益をもたらし得る一方、ボラティリティ(価格変動性)も激しくハイリスク・ハイリターンの値動きをするため、相応のリスクを伴う。
昨今ではミームコインブームに便乗して、数多くの新規プロジェクトが立ち上がっている。この状況下で悪意ある開発者の参入し、市場操作や出口詐欺といった被害が発生するリスクもある
ミームコインの特性やライフサイクルを理解した上で余剰資金での運用を心がけるなど、リスクを減らした資産運用も重要だ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します