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ミームコインPEPEの買い方 初心者向け取引所の使い方と投資のポイント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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Pepeとは?

 

Pepe(PEPE)は2023年4月にイーサリアム上でローンチされたミームコインです。インターネットミーム「カエルのぺぺ」をモチーフとし、ローンチ直後に急騰したことで注目を集めました。

国内では2024年10月のビットポイント上場を皮切りに、2025年にCoincheckなどでも取り扱いが開始ました。海外取引所やDEXを経由せずに国内で直接購入できる環境が整い、投資ハードルが下がっています。

本記事では、ミームコイン市場の最新動向を踏まえ、PEPEの現状とリスク要因を分析します。

目次

  1. Pepeの特徴
  2. Pepeの基本データ
  3. Pepeの買い方
  4. ミーム投資のリスクと注意点

Pepeへの投資に

Pepeの特徴

Pepeは、アメリカのコミックアーティストMatt Furieが描いたキャラクター「Pepe the Frog」に着想を得たミームコインです(プロジェクトとの直接的な関係はありません)。

公式サイトでは「ミームコインであり、本質的な価値や金銭的リターンは期待できない。正式なチームもロードマップもない。このコインは娯楽目的のみ」と明記されており、ユーモアとコミュニティ主導の姿勢を前面に打ち出しています。

フェーズ 1: ミーム、フェーズ 2: バイブと HODL、フェーズ 3: ミームの席巻 出典:PEPE

こうした記述の真上にマインド面のロードマップが掲載されているなど、このプロジェクトはまさにジョークとユーモアの中に存在しています。

Pepeの価格情報・チャート

項目 詳細
通貨コード Pepe(PEPE)
公開日 2023年4月
流通供給量 約420.69兆枚
最大供給量 約420.69兆枚
価格 0.0007133円
時価総額・順位 約3000億円(42位)
過去最高値 0.004233円(2024年12月9日)
*データ出典元:コインマーケットキャップ(2025年12月12日時点)
チャート:TradingView
Pepe価格チャート

Pepeはプレセールを行わず、ローンチ時にLPトークンをバーンしたことで「フェアローンチ」を掲げてきました。LPトークンのバーンとは、流動性プールに預け入れたトークンの引き出し権限を永久に放棄することを意味し、開発者による資金持ち逃げ(ラグプル)を防ぐ仕組みです。

ただし、2025年12月にブロックチェーン分析企業から初期配布の公平性に疑義が提起されており、詳細は後述の「投資のリスクと注意点」で解説します。

注目を集めた背景と価格推移

Pepe the Frogのミームは、2016年のアメリカ大統領選挙の頃にインターネット上で広く拡散されたと言われています。PEPEコインは2023年4月、このミーム人気を背景にイーサリアム上でローンチされました。Uniswap上場後、数日で700%の価格上昇を記録し、ミームコインとして一気に注目を集めました。

2023年5月には大手取引所Binanceへの上場が発表され価格が急騰しましたが、その後65%の急落を経験。同年10月には開発チームが約550万ドル相当のトークンをバーン(焼却)し、供給量を減少させています。

2024年11月のトランプ氏再選時には、暗号資産市場全体の上昇とともにPEPEも価格が急騰。同月には米大手取引所のCoinbaseとRobinhoodが相次いで上場を発表し、価格は一時35%超上昇しました。2024年12月には過去最高値となる0.004233円を記録しています。

2025年12月現在、市場全体の調整局面により価格は約0.0007円まで下落し、最高値から約6分の1の水準となっています。ミームコインは大手取引所への上場や市場センチメントの変化など、マーケットイベントが価格変動のトリガーとなりやすい点に留意が必要です。

Pepeへの投資に

Pepeの買い方

Pepeは2024年11月、国内の取引所ビットポイントに初上場を果たしました。

ビットポイントはSBIグループの完全子会社である株式会社ビットポイントジャパンによって運営されています。同社は、暗号資産の売買手数料、即時入金手数料、暗号資産の入出金手数料、ステーキング手数料が全て無料であり、初心者でも安心して利用できる環境を提供しています。

DEXで購入する場合

PepeはUniswap(ユニスワップ)などのDEX(分散型取引所)でも購入可能です。ETHを用意し、メタマスクを接続することで取引できます。

詳しい手順は「ミームコインとは?買い方・探し方を解説」をご覧ください。

ミームコイン投資のメリットとリスク

「お金持ちになるためには頭が良くないといけないのか?IQが富、収入、そして経済的困窮に与える影響」ミームコインのような投資の成功が必ずしも伝統的な知性や金融の知識と関連していない、という皮肉を込めたメッセージ。 出典:PEPE

ミームコインは参入障壁が低く、少額から投資できる点が特徴です。また、文化現象への参加やコミュニティへの共感を示す手段として投資されることもあります。価格上昇時にはFOMO(見逃しの恐怖)による資金流入が加速し、短期間で大きなリターンをもたらす可能性があります。

一方で、以下のリスク要因を十分に理解しておく必要があります。

  • 高いボラティリティと市場低迷リスク
  • フェアローンチへの疑義
  • セキュリティ上の懸念
  • 技術開発・ロードマップの不在

高いボラティリティと市場低迷

ミームコインは価格変動が激しく、短期間で大きな利益と損失の両方をもたらす可能性があります。PEPEは2025年に入り年初来で約75〜80%下落しており、現在は安値圏で推移しています。これはPEPE固有の問題というよりミームコイン市場全体の調整局面ですが、市場センチメントが回復すれば上昇余地がある一方、さらなる下落リスクも存在します。

フェアローンチへの疑義

2025年12月、ブロックチェーン分析企業Bubblemapsが「PEPEの初期供給量の約30%が単一主体に集中していた」と指摘しました。ォレット群は、ローンチ翌日に約200万ドル相当のPEPEを売却し、強い初期売り圧力を生み出したとするものです。PEPE公式サイトではプレセールなし、ステルスローンチ(事前配分なし)」と説明されていたが、実際には初期供給が高度に集中していた点で、「大衆コイン」というブランディングと矛盾するとの批判が出ています。

セキュリティ上の懸念

2025年12月初旬、PEPE公式サイトが一時的にハッキングされ、フィッシングサイトへリダイレクトされる事案が発生しました。ミームコインは公式チャネルを装った詐欺も多いため、ウォレット接続時には必ず公式URLを確認してください。

技術開発の不在

PEPEには技術的なアップデートやロードマップの進展がありません。ただし、ミームコインは本来ユーティリティ(実用性)を持たない設計であり、PEPEも「娯楽目的」と公式に明記しています。価値はコミュニティの熱量と市場センチメントに依存する点を理解した上で、投資判断を行う必要があります。

ミームコインへの投資は余剰資金の範囲で行い、リスクを十分に理解した上で慎重に判断してください。

Pepeへの投資に

記事の監修

各務 貴仁各務 貴仁
株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

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