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ミームコインPEPEの買い方 初心者向け取引所の使い方と投資のポイント

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PEPEとは?

 

2024年上半期のミームコインブームで人気を集め高騰したPepeは、匿名開発者によって23年4月にイーサリアム(ETH)上で発行されたミームコインです。

2023年の4月下旬から5月にかけて 5,000% 以上上昇し、瞬く間に時価総額が16億ドルに拡大。初期の保有者から億万長者を生み出し、短期間で強力なコミュニティを形成しました。

Pepeは認知度の高いインターネットミームとの結びつきと、コミュニティ・エンゲージメントへの重点が、その人気を牽引し続けています。

この記事でわかること

  1. Pepeの特徴
  2. Pepeの基本データ
  3. Pepeの価格推移
  4. Pepeの買い方
  5. ミームコイン投資のメリットとリスク

PEPEへの投資に

Pepeの特徴

Pepeは、アメリカのコミックアーティストMatt Furieが描いたキャラクター「カエルのぺぺ(Pepe the frog)」に敬意を表しているものの、直接的な関係はありません。

Pepeは、メールが来ない、人生の道を誤ったといった悲しい状況を表すインターネットミームとして人気を博しましたが、作者の意図した「平和なカエル野郎」というイメージとは裏腹に、オルタナ右翼の象徴としても使われるようになりました。

公式サイトでは、「PEPEはミームコインであり、本質的な価値や金銭的リターンは期待できない。正式なチームもロードマップもない。このコインは娯楽目的のみで、全く役に立たない」と明記されています。

フェーズ 1: ミーム、フェーズ 2: バイブと HODL、フェーズ 3: ミームの席巻 出典:PEPE

こうした記述の真上にマインド面のロードマップが掲載されているなど、このプロジェクトはまさにジョークとユーモアの中に存在しています。

発行経緯と公平なシステム

Pepeはプレセールを行わず、公開前に特定の投資家に告知することなくひっそりとローンチされました。

流通コインはすべて流動性プールで提供され、そのLPトークンがバーンされることで開発者の権限が放棄されました。開発者が後から設定内容を変更することができなくなり、公平性が確保されています。

供給の93.1%がすでに市場に流通

CoinmarketCapによって検証されたPepeの総供給量は420兆6900億トークンで、流通供給量は391兆7900億トークン(全体の約93%)です。

流通コインはすべて流動性プールで提供され、残りの6.9%は取引所上場、ブリッジ、その他の将来の支出目的のためにマルチシグウォレットに割り当てられています。

このウォレットは「pepecexwallet.eth」というENS名で簡単に追跡できるため、投資家はトークンの動きを透明性を持って監視することができ、組織への信頼不要(トラストレス)な状況となっています。

バーンとステーキング

全取引手数料の1%が引き出し不可能なウォレットアドレスに送られる「バーン(燃焼)」を採用しています。PEPEの最大供給量は420兆に上りますが、バーンにより、希少性を高めることを狙いとしています。

また、Pepeは、長期間のステーキング(ロックアップ)参加者に報酬を与える再分配システムを設けています。このインセンティブにより、ホルダーに対するコミットメントの持続性を高めています。

PEPEへの投資に

Pepeの基本データ

項目 内容
名称(ティッカー) Pepe(PEPE)
現在価格 約0.001596円
過去最高値 0.004233円(2024年12月9日)
時価総額 約6,700億円
循環供給量 約420.69兆 PEPE
総供給量 420.69兆 PEPE
データ時点 2025年5月9日(CoinGecko)

仮想通貨PEPEは、インターネットミーム「Pepe the Frog」をモチーフにしたミームコインで、2023年4月にEthereum上でローンチされました。トークンの発行者は匿名であり、スマートコントラクトの所有権を放棄することで、トークンの不変性と分散性を強調しています。

価格チャート・主な値動き要因

以下は、PEPEの価格推移を示すチャートです。

PEPE価格推移5月9日

PEPEの価格推移(円建て) 出典:CoinGecko

  • 2023年4月: Ethereum上でローンチされ、Uniswapに上場。数日で700%の価格上昇を記録し、ミームコインとして注目を集めました。
  • 2023年5月: 大手取引所Binanceへの上場が発表され、価格が急騰。しかし、その後65%の急落を経験し、ミームコイン特有のボラティリティが顕在化しました。
  • 2023年10月: 開発チームが約550万ドル相当のトークンをバーン(焼却)し、供給量を減少させることで価格の上昇を促進しました。
  • 2024年12月: 過去最高値となる0.004023円を記録。ミームコイン市場全体の盛り上がりと、SNSでの話題性が価格上昇の要因となりました。
  • 2025年初頭: 市場全体の調整局面により、価格は約0.00112円まで下落、最高値から3分の1以下に。しかし、依然として高い取引量とコミュニティの支持を維持しています。

PEPEは、ミームコインとしての特性上、SNSでの話題性やコミュニティの活動が価格に大きな影響を与えます。また、供給量の調整や大手取引所への上場など、マーケットイベントが価格変動のトリガーとなることが多いです。

PEPEへの投資に

Pepeの買い方

Pepeは2024年11月、国内の取引所ビットポイントに初上場を果たしました。

ビットポイントはSBIグループの完全子会社である株式会社ビットポイントジャパンによって運営されています。同社は、暗号資産の売買手数料、即時入金手数料、暗号資産の入出金手数料、ステーキング手数料が全て無料であり、初心者でも安心して利用できる環境を提供しています。

ミームコイン投資のメリットとリスク

「お金持ちになるためには頭が良くないといけないのか?IQが富、収入、そして経済的困窮に与える影響」ミームコインのような投資の成功が必ずしも伝統的な知性や金融の知識と関連していない、という皮肉を込めたメッセージ。 出典:PEPE

ミームコインは参入障壁が低く、少額の投資で大きな利益を期待する投資家が参加しやすいです。

また、情熱的なコミュニティがあり、文化現象への参加やアイデアへの支持を示す手段としても投資されています。

さらに、価値は投機とFOMO(見逃しの恐怖)によって大きく影響され、価格が上昇すると投資家が急いで市場に参入し、価格がさらに上がることがあります。

ただし、ミームトークンへの投資には高いボラティリティというリスクがあります。価格が急速に変動し、短期間で大きな利益と損失をもたらす可能性があります。価格の変動は市場センチメントやソーシャルメディアのトレンドに影響されやすく、予測が難しいです。

また、多くのミームコインは規制がほとんどなく、詐欺や市場操作のリスクが高いです。

投資家はこれらのリスクを理解し、慎重に投資する必要があります。

PEPEへの投資に

記事の監修

各務 貴仁各務 貴仁
株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

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