テレグラムのweb3タップゲーム「Hamster Kombat」、リリース3ヶ月で2.4億ユーザーに到達 まもなくHMSTRのエアドロップを実施
まもなくエアドロップ予定
テレグラムのパベル・デュロフ創設者兼CEOは5日、テレグラムのタップ・トゥ・アーン(タップして稼ぐ)ゲーム「Hamster Kombat(ハムスターコンバット)」が、リリース後3か月で、2億3,900万人のユーザーを集めたと報告した。
ハムスターコンバットが、月間ユーザー数1億人に到達するのにかかった時間はわずか73日で、毎日400~500万人の新規ユーザーが加入しており、テレグラムのチャット内で遊べるミニアプリを牽引しているとも述べている。
タップ・トゥ・アーンゲームは、シンプルなボタンのタップを通じてゲーム内ポイントを稼ぎ報酬を得るゲームだ。2024年に急成長しており、これに伴ってテレグラムが立ち上げた暗号資産(仮想通貨)トンコイン(TON)のユーザー数も急増している。
ハムスターコンバットは、かわいいハムスターをタップしてポイントを獲得するゲーム。ポイントを使って「ハムスターCEO」が運営する仮想通貨取引所を拡大させることができる。
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ハムスターコンバットの人気はSNSのフォロワー数でも示唆されている。仮想通貨ニュースなどを放送するYouTube番組には3,250万人の登録者が存在。また、Xフォロワー数も1,100万人を超えるところだ。
デュロフ氏はハムスターコンバットが、まもなくTON Foundationのブロックチェーン「The Open Network(TON)」で独自トークンを発行するとも指摘した。
ハムスターコンバットは、100万人のユーザーに向けて独自トークンのエアドロップを行う予定だ。7月にトークンのローンチを目指すとしている。Gate.io、Bitget、KuCoinなどの仮想通貨取引所は、このトークン「HMSTR」のプレマーケット取引をサポートする計画だ。
ハムスターコンバットによると、エアドロップの量はコイン残高ではなく、一時間あたりの利益や、その他のゲーム内アクティビティに関する指標によって決定される。詳細は追って発表するという。
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エアドロップとは
仮想通貨(トークン)を無料配布すること。仮想通貨の認知度向上など、マーケティングを目的としているケースが多い。ブロックチェーンがハードフォークして、新しい仮想通貨が生まれた場合にもエアドロップを行う場合がある。
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テレグラムの仮想通貨エコシステム
テレグラムのタップ・トゥ・アーンゲームでは、2024年1月にリリースされた「Notcoin」が有名だ。画面中央に表示されるコインをタップすることで、ノットコインと呼ばれるポイントを獲得できるものである。NOTトークンのウォレット数は160万件に上っている。
公式Xアカウントによると、6月時点で1,150万人が独自トークン「NOT」を保有している。
TONは、テレグラムユーザーへの報酬プログラムや、テザー社との提携強化、さらにタップ・トゥ・アーンゲームが後押しとなって急成長しているところだ。
TONのブロックチェーン上に預けられた資産は今年に入ってから1,400%急増し、10億ドル(約1,600億円)を超えた。ネイティブトークンTONの価格は1月から3倍になっており、仮想通貨時価総額ランキングでは現在8位にランクインしている。
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