エアドロップの状況
2024年にエアドロップされた暗号資産(仮想通貨)の合計額は現時点で、およそ40億ドル(6,200億円)に上ることがわかった。「The Block」が12日に報じた。
エアドロップの金額が特に大きいのが以下の3つのプロジェクトで、それぞれおよそ10億ドル(1,500億円)相当を配布。これから予定されているエアドロップもあるため、今年はこれからも金額は増加していく予定である。
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The Blockは金額の引用元を記載しておらず、計算方法を説明していることから、エアドロップの金額を独自に計算したとみられる。40億ドルという金額は、配布されたトークンの数と、配布後の数カ月間における、おおよその平均価格から算出した。
上述した3プロジェクトに続くのは、ブリッジプロジェクト「Wormhole」やリキッド・リステーキングプロジェクト「Ether.Fi」など、ソラナやイーサリアムに関連するプロジェクトだという。
現在進行中または今後予定されるエアドロップで注目されているのは、リステーキングプロジェクト「EigenLayer」やイーサリアムL2「ZKsync」などだ。
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過去のデータ
「CoinGecko」が3月に更新したデータによれば、23年までに最も大規模なエアドロップを行ったのはDEXのユニスワップである。ユニスワップは20年9月に64億ドル(1兆円)相当のUNIトークンを配布。なお、CoinGeckoの計算には、トークンの最高値が使われているという。
以下のCoinGeckoの画像は、20年から23年におけるエアドロップで金額が大きかったプロジェクトのトップ10。これも価格は最高値を用いている。
また、以下は同期間における年ごとのエアドロップ額(トップ50のみ計算に利用)。22年までは増加していたが、23年は45億ドル(7,000億円)相当まで減少した。
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