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「中国のバフェット」段永平氏、サークル株20万株を初取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 平均95.41ドルで約30億3,000万円規模のポジション
  • 「ステーブルコインに興味なし」と発言→方針転換

約1,908万ドルの新規ポジションを開示

中国著名投資家の段永平氏(ドアン・ヨンピン)氏が率いる資産運用会社H&H International Investment LLCは、2026年3月31日を期末とするQ1の13F報告書を米証券取引委員会(SEC)に提出し、USDCステーブルコインの発行体であるサークル・インターネット・グループ(Circle Internet Group、NYSE:CRCL)株を初めて取得したことを明らかにした。

申告によると、段氏はCRCLを20万株、平均取得単価約95.41ドルで購入し、期末時点の評価額は約1,908万ドル(約30億3,000万円)にのぼる。ポートフォリオ全体が200億ドル規模とされる中、今回のCRCL投資は全体の約0.095%に相当する小規模な「ウォッチリスト型」の初期ポジションとみられる。

注目すべきは、段氏が2025年7月にステーブルコイン投資に否定的な見方を示していた点だ。「興味がない」と公言してから約9カ月で方針を転換したことは、仮想通貨業界に広く驚きをもって受け止められている。今回の投資が単なる打診買いにとどまるのか、今後の積み増しに向けた布石なのかは明らかになっていない。

同じ13F報告書では、アップルと台湾セミコンダクター(TSMC)の保有を減らす一方、エヌビディア(Nvidia)や拼多多(ピンドゥオドゥオ、Pinduoduo)を大幅に買い増し、テスラ(Tesla)も新たにポートフォリオ上位5銘柄に入るなど積極的なポートフォリオ再編が確認された。アリババ(Alibaba)は全株売却されている。

背景として、世界的にステーブルコイン規制の整備が進み、米国でも専用立法の議論が本格化している。サークルは2025年に上場を果たし、株価は公開後に大きく変動しながらも機関投資家の参入が続く局面にある。「理解できないものには投資しない」を信条とする段氏が仮想通貨インフラ株を選択した意味は、伝統的な価値投資家のWeb3に対する姿勢変化を示す事例として業界内で注目を集めている。

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