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トンコイン(TON)の買い方 テレグラムアプリのタップゲームで稼ぐ方法

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トンコイン(TON)の買い方・売り方

トンコイン(TON)は、Telegram(テレグラム)アプリ上で管理が可能な暗号資産(仮想通貨)です。

タップ・トゥ・アーン(タップして稼ぐ)ゲーム分野の拡大を受けて、TONのウォレットアドレス数や時価総額は急拡大しています。

本記事では、トンコインの特徴やタップ・トゥ・アーンゲームとの関係を解説し、トンコイン(TON)の役割や売り方・買い方についてご案内します。

トンコイン(TON)取引所の特徴早見表

おすすめ取引所3社のメリット、アプリの使い勝手、トンコインの取引方法、各種手数料などを比較します。

おすすめ取引所の特徴比較・早見表

おすすめ
取引所
おすすめポイント アプリの特徴 販売所 銘柄数 取引所 銘柄数 取引所手数料 最低取引単位 入金手数料 出金手数料 出庫手数料 詳細 備考
1
仮想通貨取引所 ビットトレード
BitTrade
販売所(積立を含む)での
購入・売却
収益の分析機能があり
週単位や月単位で振り返り可
41 21 全通貨ペア
手数料無料
販売所:0.01 TON クイック入金:無料(ペイジー入金を除く)
振込入金/ペイジー入金/コンビニ入金:振込手数料お客様負担
330円(税込) 0.01 TON
2
仮想通貨取引所 BITPOINT
BITPOINT
現物取引、貸して増やす
つみたてでTONを取り扱う
資産推移チャート
資産内訳円グラフ提供
29 21 無料 販売所:0.00000001TON
取引所:0.01TON
無料
(振込手数料はお客様負担)
月1回無料
(月2回目以降は330円/回)
無料
3
仮想通貨取引所 OKCoinJapan
OKJ
狭いスプレッドと
高い流動性
値動きと板の注文状況
を確認しながら取引可
43 42 Maker:~0.07%
Taker:~0.14%*TON
販売所:0.1 TON
取引所:0.1 TON
無料 400円~1,320円 0.2~0.5TONの範囲内
顧客自身で設定
30日間の取引量100 万円未満
Lv1の場合

トンコイン(TON)とは

TON(The Open Network)は元々Telegramによって開発が検討されていたプロジェクトを、オープンソース化後にコミュニティが中心となって継続しているブロックチェーンプロジェクトで、トンコイン(TON)は、そのネイティブトークンです。

現在は非営利団体であるTON財団が主導し、トンコイン(Toncoin)を軸としてエコシステムを維持・拡大しています。

トンコインの最大の特徴は、テレグラムで使用できることです。テレグラムは、月間アクティブユーザー数が約9億人を誇るメッセージングアプリで、世界中で利用されています。実際、Telegram内のウォレット機能やBot連携を通じて、ユーザーは手軽にトンコインを送受信できるようになっており、NFTや各種ミニアプリへの課金なども含め、多様なユースケースが見込まれています。

トンコインは、アカウントに紐づいたテレグラムウォレットアプリを作成して、送りたいアカウントを選択し、手数料無料かつ即座に送金することができます。ウォレットアプリをSTON.fiなどの分散型取引所に接続すれば、スワップもテレグラム上でスムーズに行えます。

▼トンコイン(TON)の基本情報

項目 数値・概要
発行上限枚数 50億TON
時価総額 1.5兆円(11位)
月間アクティブウォレット数 約240万(TonStats)
支援組織 TON Foundation
コンセンサスアルゴリズム PoS(Proof of Stake)
用途 ステーキング、ネットワーク手数料の支払いに使用
主なDEX STON.fi、DeDust など
*2025年3月31日時点 出典:CoinMarketCap、TON Stats

「タップ・トゥ・アーン」ゲームとの関係

タップ・トゥ・アーン(タップして稼ぐ)ゲームは、テレグラムのチャット内で遊べるミニアプリで、シンプルなボタンのタップを通じてゲーム内ポイントを稼ぎ、多くの場合、関連する暗号資産を得ることができます。

ゲームプレイには仮想通貨ウォレットは必要ありませんが、独自トークンの受け取りにはウォレットが必要です。そのため仮想通貨ウォレットのマーケティングに適しており、ゲームを立ち上げるとサードパーティ製ウォレットの広告が掲載されるケースがあります。

「タップ・トゥ・アーン」は2024年に急成長しており、これに伴いトンコインのユーザー数も急増しました。月間アクティブ・ウォレット数は、2023年末の10万未満から2024年6月時点で540万以上、同年9月末には1000万件に増加しました。

月間アクティブウォレット数 出典:TONSTAT

代表的なプロジェクトNotcoin(NOT)

2024年1月にリリースされた「Notcoin」は、タップ・トゥ・アーンゲームの代表例です。画面中央に表示されるコインをタップすることで、ノットコインと呼ばれるポイントを獲得。紹介目標の達成などのタスクを通してブースト(増幅)できます。

シンプルなデザインと無料プレイ、将来的なエアドロップへの期待から、多くのユーザーを獲得しました。マイニングフェーズが終了した2024年4月1日までに、1日のアクティブユーザー数は600万人、総プレイヤー数は3,500万人に達しました。

2024年5月16日にはTON上で「NOT」トークンがローンチされ、プレイヤーはゲーム内で獲得したコインに基づいてNOTトークンを受け取ることができました。NOTトークンのウォレット数は160万件に上り、有名なミームコインを凌ぐ規模となっています。

NOTトークンの換金方法

ユーザーは、タップ・トゥ・アーンゲームで受け取ったトークンを、他の暗号資産に交換して収益化します。Notcoin(NOT)の場合はTONブロックチェーンの主要な分散型取引所(DEX)「STON.fi」や「DeDust」で、トンコイン(TON)やテザー(USDT)に交換できます。

これらのDEXは、テレグラムウォレットアプリに接続可能なので、NOTからTONやUSDTへのスワップをスムーズに行えます。

出典:STON.fi

そして、TONを取り扱う日本の取引所の口座に移せば日本円に換金できます。2024年6月24日現在、日本国内でトンコイン(TON)の売買ができる暗号資産(仮想通貨)取引所は、ビットトレード、ビットポイントとOKJの3つの取引所です。

TON対応ウォレットの作成方法(Telegram Wallet編)

トンコイン(TON)を受け取り、送金・ステーキングなどを行うためには、まずウォレットの作成が必要です。
ここではTelegram Wallet(@wallet / Ton Space)を使ったウォレット作成の流れと、その概要について解説します。

Telegram Wallet(@wallet / Ton Space)は、Telegram上の公式ウォレットBot「@wallet」を介して、簡単かつ高速にトンコインの送受金ができる仕組みです。 カストディ型(ウォレット管理を@wallet側に任せる)とセルフカストディ型(秘密鍵をユーザーが管理するTon Space)を切り替え可能な点が特徴で、Telegramユーザー同士なら手数料無料で送受金できるメリットがあります。

Telegram Wallet(@wallet / Ton Space)を作成する場合

  1. スマホまたはPCでTelegramアプリを起動し、@walletを検索してBotを開く
  2. スタートボタン(/start)を押してBotのガイダンスに従う
  3. 表示される手順に従ってウォレットを初期化(パスコードなどを設定)
  4. セルフカストディ型を選択したい場合は、Botのメニューから 「Ton Space」を有効化
  5. アドレスが発行されればウォレットの作成は完了

Bot画面のウォレット情報を使って、ほかのウォレットや取引所からTONを受け取ったり、友人にTONを送金できるようになります。

人気のタップ・トゥ・アーンゲーム

シンプルな操作性と戦略的な要素を兼ね備えたタップ・トゥ・アーンゲームは今やキラーアプリとして位置づけられています。この成功を受けて、多くの開発者がこの分野に参入し、ゲーム性も充実してきています。

最近ではソーシャルゲームとも連動しており、戦略的に通貨を稼ぐ仕組みが組み込まれています。アプリ内課金やプレミアム機能の提供を通じて、ユーザーはゲームを楽しみながら収益を上げることができます。ゲーム内で獲得した通貨に応じて独自トークンのエアドロップが行われることも多く、これらのトークンはNOTトークン同様に、STON.fiなどで取引可能なケースが多いです。

Hamster Kombat(ハムスターコンバット)

「Hamster Kombat」は、かわいいハムスターをタップしてポイントを獲得するゲームです。獲得したポイントを使って「ハムスターCEO」が運営する仮想通貨取引所を拡大させることができます。ゲーム内では、証拠金取引の有効化や新しいミームコインの上場、「マネーロンダリング対策」ポリシーの実装などが可能で、1時間あたりに獲得できるポイントを増やすことができます。ユーザー数は180万超、公式テレグラムチャンネルには3100万人以上のフォロワーがいます。

Pixelverse(ピクセルバース)

出典:テレグラム

「Pixelverse」は、タップで稼いだポイントを駆使してキャラクターを成長させ、他のプレイヤーと格闘するタイプのゲームで、バトルに勝利するとコインを獲得できます。Delphi Ventures、Merit Circle、Bitscale Labsなどが参加する資金調達で、550万ドル(約8.6億円)を調達しました。

Catizen(キャティゼン)

出典:テレグラム

「Catizen」はかわいい猫を育成しながら、タップ操作やクエストクリアで得られるポイントを「キャットコイン」(仮名)に変換できるゲームです。NFT要素を取り入れたキャラクターのカスタマイズ機能も人気で、レアキャラ育成やイベント参加で追加のエアドロップを得られます。

最近では多人数参加型のイベントバトルが導入され、ユーザー数はリリース半年で150万人を突破。DiscordやTelegramコミュニティも活発で、開発元はゲーム内で獲得したコインをトンコイン(TON)やUSDTにスワップできる「ノーガス手数料ウォレット」を導入すると発表しています。

関連:「Catizen」の魅力とは|ユーザー300万人に達したPlay-to-Airdropを解説

トンコイン(TON)の買い方・売り方

トンコインの価格推移

TON(トンコイン)は2025年3月時点で時価総額約1.3兆円、暗号資産市場で第11位に位置しています。タップゲームでユーザーを集め、2024年の上昇相場で8.2ドルの過去最高値を記録しました。しかし、その後は市場全体の調整とともに下落し、現在は大幅に値を下げています。

TON米ドル建てチャート

TON米ドル建て(週足:MEXC)出典:TradingView

2025年3月31日時点のTON価格は約3.92ドルで、週足:SMA(34)は5.08ドル付近に位置しており、現在の価格はこの移動平均線を約23%下回る状況です。チャートからは、2024年後半から下落トレンドが続き、2025年1月には最安値2.50ドル付近まで下落した後、現在は若干の回復を見せています。

直近の値動きでは、3月中旬に底値圏である2.7ドル付近から反発し、現在は4.0ドル前後の抵抗帯と3.5ドル付近のサポートラインの間で推移しています。

トンコイン(TON)の国内取引所の詳細

2025年3月31日現在、日本国内でトンコイン(TON)の売買ができる暗号資産(仮想通貨)取引所は、ビットトレード、OKJ、ビットポイントの3つです。

ビットトレード

ビットトレードは、株式会社ビットトレードが運営する暗号資産取引所です。国内の取引所の中でも、特に多様な通貨ラインナップが魅力で、例えばトンコイン(TON)以外にも、シバイヌ(SHIB)やポルカドット(DOT)といったユニークなコインが取引可能です。

取引を始めるのは驚くほどシンプル。公式ウェブサイトにある「簡単口座開設」からサクッと登録でき、最短5分で準備完了です。登録が済んだら、日本円を入金して、ホーム画面左側の「コインを買う」をクリック。あとは取引所か販売所を選んで、TONを注文するだけ。

取引所はユーザー同士で注文を出し合って取引する場で、販売所はビットトレードと直接やり取りするスタイルです。販売所は仕組みがシンプルで初心者にも分かりやすいですが、取引所は手数料が抑えられるので、投資の慣れやスタイルに合わせて使い分けるのが賢い選択です。

ビットポイント

ビットポイントはSBIグループの完全子会社である株式会社ビットポイントジャパンが運営する暗号資産取引所です。国内の暗号資産取引所としては比較的マイナーな通貨の種類が豊富で、例えばトンコイン以外にもシバイヌ(SHIB)やポルカドット(DOT)などが取引できます。

ビットポイントでは、取引所もしくは販売所からTONを注文可能。取引所は利用者同士が注文を出して取引する場所で、販売所は販売業者(ビットポイント)と取引する場所です。販売所のほうが仕組みがわかりやすいですが、取引所のほうが手数料が少ないため、投資スタイルや経験によって使い分けてみましょう。

OKJ

OKJはOK Groupの暗号資産取引所です。2024年6月24日より、トンコインの取引を開始しています。万全のセキュリティとスピーディーな入出金だけでなく、暗号資産を預けて増やすステーキングや、積立などのサービスもあります。

スマートフォンアプリから最短15分で登録でき、登録後はすぐに取引を始められます。オーケーコインジャパンでは、取引所もしくは販売所での取引が可能です。

トンコイン(TON)プロジェクトの将来性

Telegram創業者のパベル・ドゥロフ氏は、2024年4月から1年以内に同アプリの月間アクティブユーザーが10億人を超えるとの見通しを示しており、この急拡大がトンコインをはじめとするTONの利用機会を押し上げると期待されています。

TONの特徴としては、高速なトランザクション処理を可能にするシャーディング技術が挙げられる。ネットワークの負荷に応じてワークチェーンやシャドーチェーンを使い分けることで、利用者が増えてもスケーラブルに対応できる点が強みとなっています。

さらにTelegramが重視する検閲耐性や匿名性への意識も引き継がれており、権威主義国家でのコミュニケーション手段としての需要があるように、トンコインも対検閲性の高い決済サービスとして拡大する可能性があります。

トンコイン(TON)のロードマップ

出典:トンコイン財団

TON財団が公開しているロードマップには、今後の主な計画として以下のような機能提供が示されています。

  • ステーブルコインを発行するためのツールキット提供
  • イーサリアムやBNBチェーン、ビットコインなど複数の主要チェーンと繋ぐブリッジ機能の拡充
  • シャーディング技術を活用するためのガイドラインとツールの整備

特に、ステーブルコインの整備によって分散型金融(DeFi)の活用が進めば、ネットワーク上の資産流入やTVL(Total Value Locked)の増加を期待できます。また、複数チェーンと連携するブリッジ機能が一般化すれば、ユーザーはクロスチェーンで資産を移動しやすくなり、DeFiやNFTゲームを含むさまざまなアプリケーション領域へTONが本格的に浸透する可能性が高まります。

Telegramとの連携はすでに進んでおり、決済にとどまらず、NFTやドメイン登録サービス(.tonドメイン)などトンコインを活用する場面が増えてきています。

トンコイン(TON)を売買するなら

記事の監修

各務 貴仁各務 貴仁
株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

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