ソラナ基盤のDePIN「グラス」、クローズドベータ版の最終段階へ

クローズベータのファイナルエポック

ソラナ基盤のDePINプロジェクト「グラス」は13日、クローズドベータ版の最終エポック(最後の期間)を日曜日に始まると発表した。より大規模なネットワーク構築へ向けて普及を進めている模様だ。

グラスとは、分散型物理インフラストラクチャー(DePIN)アプリの一種で、一般ユーザーのWi-Fiの未利用の帯域幅を企業に貸し出し、報酬を分配するシステムを構築している。

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貸し出される帯域幅は主に企業によってAIのトレーニングに使用される。グラスはAIデータ層とも呼ばれ、ブラックボックス化されているAIアウトプットの根拠となるデータをあらかじめSolanaチェーンに記録し、オープンな学習データにすることを目指している。

クローズドベータ版は昨年6月から始まったもので、最初の発表以来、約200万件のユニークな家庭用IPと、紹介プログラムによる10万件以上のダウンロードを記録している。

報酬に関しては、ポイントをマイニング(収集)することが可能で、ユーザーがグラスのブラウザーエクステンションをダウンロードしてWiFiと接続すると、接続時間に応じてポイントが付与される。グラスは、ライト・ノードと、ポイントがさらに増すコミュニティ・ノードという2種類のマイニングノードを無料で提供している。

貯めたポイントは、今後グラスのトークンと交換することができる。一方、トークン生成(TGE)の時期は未だ発表されておらず、クローズドベータ版が終了後はオープンベータ版が始まると見込まれている。

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