米民主党大口寄付者ら、ハリス副大統領の仮想通貨カンファレンス登壇求める

ハリス副大統領の登壇を模索

米民主党の大口寄付者らは、今後開催される暗号資産(仮想通貨)カンファレンスに、カマラ・ハリス副大統領を登壇させるよう仮想通貨メディアBlockworks(ブロックワークス)に求めている。Decryptが報じた。

ブロックワークスは、10月9日から11日にユタ州で「パーミッションレスIII」というWeb3カンファレンスを開催する予定だ。

ブロックワークスのジェイソン・ヤノウィッツ創設者は、民主党寄付者らの意向を受けて、ハリス副大統領をこのイベントに登壇させることを模索しているところだと話している。

こうした寄付者は、ハリス氏の代理人とブロックワークのカンファレンス主催チームとの話し合いを仲介するとさえ申し出ているとも述べた。ヤノウィッツ氏によると、ブロックワークは、共和党と民主党の両陣営から登壇者を呼ぶことを目指しているところだ。

先日開催された仮想通貨カンファレンス「ビットコイン2024」では、ハリス氏が招待されていたが、同氏の登壇は実現しなかった。このことを受けて、オーガナイザー側からは失望の声が上がっていた。

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超党派で仮想通貨を進めようとする動き

一方で、米国のシークレットサービスのエージェントは、ジョー・バイデン大統領が21日に辞任したばかりの状況で、ハリス氏が急遽出席することはほとんど不可能だったと述べている。

イベントへの招待は通常、イベントの数週間前に行う必要があるが、今回は3日間ほどしか猶予がなかったと指摘する格好だ。

仮想通貨支持で知られる起業家アンソニー・スカラムーチ氏も、ハリス氏は仮想通貨について現政権よりもオープンな姿勢を取ることが考えられると意見。仮想通貨支持の姿勢をめぐって共和党と民主党の対立を煽るよりも、超党派で仮想通貨に取り組んでいく方がよいと話した。

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ヤノウィッツ氏によると、「パーミッションレスIII」では、共和党寄りだった「ビットコイン2024」とは対照的に、より超党派的なトーンを打ち出すことを目指している。

共・民両党の政治家を、下院と上院から招待する交渉を行っており、仮想通貨賛成派の民主党員の大半にも声をかけているという。

さらに、先日米国政府がビットコインを積み立てることを提唱したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏の陣営とも積極的に連絡を取り合っていると話した。

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ドナルド・トランプ前大統領候補および共和党が仮想通貨支持の姿勢を打ち出しているのに対して、これまで民主党はエリザベス・ウォーレン議員などを始め仮想通貨に懐疑的な姿勢が目立ってきた。

ただ、仮想通貨規制を明確化する「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法(FIT21)」には、民主党からも賛成票が多く投じられ、下院を超党派で通過している。

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また、26日には民主党議員の一部が、党幹部に仮想通貨・ブロックチェーン技術に対して寛容な政策を取るよう求める書簡を提出した。このように、民主党の中にも一定の仮想通貨支持者が存在している。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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