米マクドナルドのインスタがハッキング被害、ミームコイン「グリマス」宣伝
ミームコインがパンプ&ダンプ
米国マクドナルドのインスタグラムアカウントは日本時間21日午後、ハッキング被害を受け「GRIMACE(グリマス)」と呼ばれるソラナ基盤のミームコインを宣伝していた。
ミームコインプラットフォームPump.funのデータによると、グリマストークンは急速に時価総額約2,000万ドルまで上昇し、その後100万ドル以下にまで大暴落した。
グリマスは、21日にPump.funから登場したばかりのトークンで、Birdeyeのデータによると、保有者は3,994人(アドレス数)で、時価総額は110万ドル。
グリマスとは、70年代に登場した米ファーストフードチェーン大手マクドナルドのマスコットキャラクターの一つ。グリマストークンはマクドナルドによるものではない。Pump.funでは誰でも簡単にミームコインを発行できるプラットフォームだ。
トークンを宣伝するマクドナルドのインスタグラム投稿はすでに削除されたが、米仮想通貨メディアThe Blockによると、ある投稿では「ソラナでのマクドナルドの実験」と呼ばれていたようだ。
また、マクドナルドのインスタグラムプロフィール・ページも不正アクセスを受け、ハッカーが「ソラナのミームコインで70万ドル(の利益)をありがとう」と書き込んだことも分かった。
近年、大手企業や著名人のSNSアカウントが詐欺コインの宣伝のためにハッキング被害を受ける事例が増加している。例えば、5月には米著名ラッパー「50 Cent」のXアカウントが乗っ取られ、「GUNIT」というトークンの宣伝が行われていた。
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