日本茶の産地偽装を受け、信頼性やトレーサビリティ向上に向けVeChain技術の概念実証を実施

VeChain採用進む:日本茶のトレーサビリティ向上へ利用
現在アジア地域を中心に、日本産と謳い産地偽装する事例が多発している。そうした状況を受け、信頼性やトレーサビリティ向上に向け、富士山まる茂茶園がVeChainのブロックチェーン技術とIoTソリューション導入に向け概念実証を行っている。

進むVeChainの採用

日本食の人気は、世界で年々高まっており、特にアジア圏ではその人気が顕著に現れているようだ。

しかし、その人気に伴い産地を偽装し、日本製と謳い販売しているケースが多発している。

2017年に公表された調査によれば、上海や香港、台北、バンコクなどアジア地域において、900を超える商品が日本製と偽り販売されていたという事実が確認されている。

それら産地偽造された商品には、和牛や夕張メロン、信州味噌、讃岐うどんなど様々なものがあり、そのうちの一つに日本茶も含まれる。

そうした状況を改善するべく、信頼性やトレーサビリティを向上させるため、富士山まる茂茶園がVeChainのブロックチェーン技術とIoTソリューション導入に向け概念実証を行っていることが、同社プレスリリースより明らかになった。

以下の動画内で、その利用法を公開している。

今回ニュースの要点は以下の通り。

  • 富士山まる茂茶園がVeChainソリューションの概念実証を開始
  • 実験的に100個の製品にNFCチップを搭載。それぞれに固有IDを割り当て
  • そのチップをスキャンし、製品の出どころを確認できる
  • その他製品情報も確認可能
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