独2位の大手証券取引所が銀行と提携して「仮想通貨取引所」開設へ|2019年前半にビットコインやイーサリアム取引開始を目指す
- ドイツの大手証券取引所が銀行と提携|新たな仮想通貨取引所を設立
- ドイツ2位、欧州9位の規模を誇るシュトゥットガルト証券取引所とSolaris銀行が提携し、新たな仮想通貨取引所の設立を目指すと発表。ビットコインやイーサリアムの現物取引のほか、独自のICO開発プラットフォームの提供方針も明らかにした。
ドイツで新たな仮想通貨取引所が設立へ
ドイツ及び欧州の大手証券取引所であるシュトゥットガルト証券取引所とSolaris銀行が仮想通貨取引所の開始に向けて提携した事が発表された。
シュトゥットガルト証券取引所は1860年に創設され、ドイツで2番目の規模を誇る大手取引所で、新たに設立に向けた計画が進む取引所は順調に進めば「2019年の前半」を開始の目安としている。
名前が未だ明かされていない同取引所ではビットコインとイーサリアムの現物取引の他、ICOプラットフォームの提供も計画に含まれている。
またSolaris銀行は銀行ライセンスを取得している為、10万ユーロ(約1290万円)までの資産は保証され、ドイツの銀行規制当局であるBaFinとBundebankによって監視されることとなる。
相次ぐ仮想通貨取引所の計画
今回ドイツで開設される仮想通貨取引所の他にも、来年に開始を目指す新たな仮想通貨取引所の計画を最近多く目にする。
インターコンチネンタル取引所は8月にBakktの設立を発表し、来月の2019年1月にビットコイン先物の取引を開始する予定を表明している。また仮想通貨事業への参入を表明している大手フィデリティ社やTD Ameritrade社等、21の巨大金融機関が出資をしている新たな仮想通貨取引所ErisXも、来年の開始を目指し計画が進められている。
ErisXに関しては、コインチェックを傘下に収めた「マネックスグループ」が提携しており、12日に開催された事業戦略説明会で、松本CEOも期待を寄せている。
その他でも、世界2位の出来高を誇る大手証券取引所ナスダックはビットコインETFを申請中のVanEck社と共に仮想通貨の先物商品を提供していく方針を明かしている。
相場は苦しんでいる状況だが、仮想通貨を取り巻く環境整備や機関投資家を迎え入れる準備は確実に淡々と進められている。
参考記事:SolarisBank supports the Stuttgart Stock Exchange in the development of Crypto Trading Platform
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します