仮想通貨トロン、直近1週間で60%の上昇 プロジェクト最新状況まとめ
- 仮想通貨トロンで続く価格上昇
- 時価総額8位まで上昇を続けている仮想通貨トロンの勢いが止まらない。前週比+60%、前日比でも約21%の上昇を続けるトロンの最新ニュースをまとめて掲載。
快進撃続ける仮想通貨トロン、前日比+21%の上昇
仮想通貨トロンが急上昇を続けている。トロン(TRX)は直近24時間でも本稿執筆時点で約21%の上昇を記録している。
トロンが上昇を続ける背景にはプロジェクトの進捗状況や複数の進展が関与している可能性が見られる。トロンの価格上昇に繋がった可能性のある要因をまとめた。
OKExでTRXの証拠金取引が開始
大手仮想通貨取引所OKExは仮想通貨トロン建の証拠金取引を開始した事と同取引所が提供するレンディングサービス「PiggyBank」におけるトロンの対応を発表した。
証拠金取引は以下の2つの取引ペアで、レバレッジ3倍での取引が可能となっている。
- TRX – USDT
- TRX – BTC
またPiggyBankは現在ビットコインやリップル等7通貨に対応しており、トロンが8通貨目となった形である。
トロン財団、元SECの弁護士David Labhart氏がコンプライアンス部長に就任
>またトロン財団は同社のコンプライアンス部長に元SECで9年以上勤めていたDavid Labhart氏が就任した事を発表した。
同氏は15年近く証券業界に勤務しており、内9年は米証券取引委員会(SEC)でブローカーディーラー、投資アドバイザーや自主規制団体に特化したコンプライアンス室で監督弁護士を務めていた。
そのようなLabhart氏は以下のようにコメントした。
ブロックチェーンと仮想通貨は世界の金融システムの次のステップだ。Justinの情熱とこの新しい技術が長期的にもたらす利点に対して期待している。
仮想通貨の有価証券問題などで規制に準拠する事は非常に重要視されている中、トロン財団が約10年近くも米SECで勤務していたLabhart氏を迎え入れた事は大きいと言えるだろう。
Forbes、トロンプロジェクトを分析
また海外大手メディアForbesは仮想通貨プロジェクトを評価する記事でリップルやイーサリアムと共にトロンをピックアップした。
1秒間の取引数を測る指標で2000TPSを記録するトロンに関してはイーサリアムのようなスケーラビリティ問題はないと言及した上で、スマートコントラクト上の取引を処理するために手数料を払う必要がない点も評価した。
また今後2019年に進めていくプロジェクトについてトロン財団の創設者Justin Sun氏は以下のように述べた。
2019年の次のステップはProjuect Atlas、dApps、そしてコミュニティサポートとテックサポートだ。
特にコミュニティと消費者を重視するトロンにとって、サポートは重要視している。BitTorrent Webはさらなるユーザー獲得に向けた一歩だ。
またインターネットの分散化を促進すべく、Swissomやオラクルといった既存の企業との提携も狙っていく。
そのほかにもトロン財団が昨年1億4000万ドル(≒152億円)で買収した人気P2PデータシェアプラットフォームBitTorrentが、ICOローンチを発表した。
このニュースを受け、仮想通貨トロンは前日比6.47%の上昇を見せていた。現在も上昇を続けているTRXは前週比+60%と上昇を続けている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します