ホワイトハウス主導の最終交渉が加速
米トランプ政権が推進する「仮想通貨市場構造法案(クラリティー法)」の行方が、今月末に大きな節目を迎えようとしている。ホワイトハウスは、銀行業界と仮想通貨業界の間で最大の争点となっている「ステーブルコインの利回り規制」について、3月1日までの最終合意を求めている。
2月10日に行われた第2回非公開協議では、大きな進展が見られた。
これまでステーブルコインへの利回り付与に一貫して反対してきた銀行業界が、特定の取引や活動に基づく「例外的な報酬」を認める可能性に初めて言及。これにより、全面禁止を回避したい仮想通貨業界との間に歩み寄りの余地が生まれたようだ。
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これまでの膠着状態に対し、政権側からは苛立ちの声も上がっている。ベセント財務長官は13日のCNBC取材で、特定の条件に固執し法案を妨害している一部の仮想通貨企業を批判。現状の市場の混乱を鎮めるためには、詳細な条件よりも法的な枠組みの早期確定こそが優先されるべきとの認識を示した。
また、法案成立を急ぐ背景には、2026年11月の中間選挙という政治的デッドラインがある。ベセント長官は、もし民主党が下院を奪還すれば、超党派による法案成立の機会は失われると警告。現政権下での「今春の署名」が、米国の仮想通貨市場にとってのラストチャンスになるとの見方だ。
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報道によると、現在、ホワイトハウス暗号資産評議会のパトリック・ウィット事務局長は今週中にも第3回会合を開催する構えを見せている。焦点は、銀行側が許容する「報酬の範囲」をどこまで広げられるか、そしてDeFi(分散型金融)のエコシステムを阻害しない形での文言修正が可能かどうかに絞られている。
仮想通貨投資家にとって、2月末の協議結果は今後の市場環境を決定づける最重要トピックとなるだろう。ここで業界間の合意が成されれば、規制の明確化による機関投資家の資金流入が期待できる一方、決裂すれば2026年中の法案成立は極めて困難となり、仮想通貨の冬が長期化するリスクがある。
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