リミックス、「gumi Cryptos」などブロックチェーンファンド2社に出資:絶好のタイミングとする理由

リミックスがブロックチェーンファンド2社に出資
仮想通貨取引所「BITPoint」を運営するリミックスポイントが、ブロックチェーンファンドへの出資を公表した。低迷する現市況にありながら、投資を開始する理由についても言及した。

リミックスがブロックチェーンファンド2社に出資

仮想通貨取引所「BITPoint」を運営する株式会社リミックスポイントは30日、「ブロックチェーンファンドへの出資のお知らせ」を公表した。

出資先は、ブロックチェーンおよび仮想通貨技術を用いたサービスを提供する企業に投資するファンドである、B Cryptos株式会社が運営する「B Cryptos」、および株式会社gumiを中心としたgumiグループの「gumi Cryptos」の2社になる。

出資した2つのファンド

2017年12月に設立したICOファンド「B Cryptos」は、仮想通貨への投資事業やICOコンサルティング事業を行う会社だ。

「gumi Cryptos」は、仮想通貨およびブロックチェーン技術に特化した投資ファンドであり、親会社「gumi」は、スマホゲームの開発などを行う上場企業で、国産dAppsで本命視される「マイクリプトヒーローズ」の開発会社「double jump.tokyo」に出資するなど、ブロックチェーンゲーム領域にも力を入れている。

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仮想通貨イーサリアム基盤のブロックチェーンゲームで、取引高・取引量・DAU世界1位を記録するマイクリプトヒーローズの開発会社「double jump.tokyo株式会社」が、上場企業のgumiグループと資本業務提携し、2億円の資金調達を発表した。グローバルでの飛躍的な拡大加速を目指す。

出資の目的

公式アンバサダーにサッカー日本代表の本田圭佑氏を起用するなどして話題の株式会社リミックスポイントは、事業拡大を推し進める中で、今回の出資に関連し、以下のように述べた。

ブロックチェーン/仮想通貨技術は世界的に周辺事業の裾野が急拡大しており、サービスやプロダクトが注目を集めている。グローバル企業が自社で研究開発を進める一方で、独自の技術を持つスタートアップ企業へ出資するブロックチェーンファンドの組成も相次ぎ、資金が流入している。

このような世界的な動きの中、日本でもブロックチェーン/仮想通貨関連企業へ出資する動きが本格化しつつある。

子会社である株式会社ビットポイントジャパンが仮想通貨交換業を営み、仮想通貨業界のグローバル化と成熟化が進む中、グループ全体として既存事業の安定的拡大を図るとともに収益基盤の多様化を進めることが重要課題と認識している。

仮想通貨市場が全般的に低迷する現在、市場環境および投資収益性の観点からも投資を開始する絶好のタイミングと考えている。

本出資を契機とし、革新的なスタートアップ企業への参画および協業を推進し、業界の育成にも貢献していく。今回の出資金額は数億円にとどまるが、今後は投資効果に鑑みながら、他のファンドを含め「5億〜10億円の出資」を計画している。

このように、ブロックチェーン/仮想通貨関連の有望なスタートアップ企業が世界的に増えている現在、日本の上場企業による、将来を見据えた”出資及び業務提携の動き”は、注目に値すると言えるだろう。

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仮想通貨取引所を運営するBitpointの親会社 株式会社リミックスポイントは1月29日、第一種金融商品取引業を目的とする子会社「スマートフィナンシャル株式会社」の設立。証券性のあるトークン(セキュリティトークン)の取り扱い等を視野に、第一種金融商品取引業取得を目指す。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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