ハードフォークで誕生した「ビットコインSV」の急騰理由と、バイナンスコインの急落理由|仮想通貨市況
- 仮想通貨市場
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●好材料が出たリップルが高騰するも、ビットコインの反発は限定的
●バイナンスコインがトークンセール時に急落した背景
●ビットコインSVは一時+20%急騰した理由
金融市場と仮想通貨
2019年2月26日(火)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。
日付 | NYダウ | 日経平均 | BTC価格 |
---|---|---|---|
2/20(水) | 25,891ドル(+8) | 21,431円(+128) | 43.5万円 |
2/21(木) | 25,954ドル(+63) | 21,460円(+20) | 43.4万円 |
2/22(金) | 25,850ドル(-103) | 21,425円(-38) | 43.4万円 |
2/25(月) | 26,031ドル(+181) | 21,528円(+102) | 41.8万円 |
2/26(火) | 26,091ドル(+60) | 21,449円(-78) | 41.9万円 |
本日の東京株式市場は、買い一巡後に反落。
米中通商交渉の進展期待で買われていたが、世界経済減速への払拭はできておらず、上値が重い。
全米企業エコノミスト協会(NABE)の最新調査では、米エコノミストの8割が、米経済は2021年までにリセッション(景気後退)入りすると予想している。
仮想通貨関連銘柄には特に動きはなかったが、リミックスが3.76%安で続落し、4連続陰線を付けている。
ビットコインテクニカル分析
BTC価格は、24日に大暴落した後は、警戒感が台頭し、膠着状態に陥っている。BFの異常に長い下ヒゲは、フラッシュクラッシュからサーキットブレイクの痕跡であり、かなりイレギュラーなものであるため、その点留意したい。
本日朝にコインベース上場の好材料の出たXRP価格が急騰するも、BTCの上げ幅は限定的に留まった。
現時点では、41.3万円(fib0.5)、100MAのラインが意識されているようにも見受けられるが、現在の相場は”安全弁”が外れているような状況なので、慢心は禁物だ。
15分足で拡大してみると、以下のようになる。
急落後のリバウンドを経て、上昇チャネルの中で推移しているようにも見て取れる。その場合、チャネル上限はbf価格で「43.5万円(3900ドル)」付近(青四角)となる。強く上抜ければ”逆シンプソン”による逆襲が成立する可能性もあるものの、一旦は短期筋の利確売りが入りやすいゾーンと言え、ショートを狙う場合は、プライスアクションや板を確認しつつ、このラインを背に指値入れるのも一つの選択肢になりそうだ。
いずれにせよ、証拠金に対するロット調整と、売り・買いに対する逆指値(浅め推奨)のセットはマストで入れるようにしたい。発注から利益確定・損切りまで「自動」で行える「IFD-OCO注文」を活用するといいだろう。
仮想通貨BNB、トークンセール時に急落
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは25日、独自のトークンセールプラットフォームにて第二弾となる「FET」の販売を行い、わずか11分14秒での完売を記録した。
バイナンスのCZ氏はセールが始まって30分後に、FETトークンを求めるユーザー規模と実際FETトークンを買えた投資家のデータを報告し、システム上では、22秒でトークンの完売が終わったことを明かした。
データを見れば、19,860人がトークンの購入注文を入れたものの、実際のところ、2,758人(約14%)しか購入することはできなかったという。
当時、トークンセールの開始し10秒足らずですでに注文が行き詰まり、処理さが滞るような状況が報告されている。
23時〜24時、BNBの価格は急落へ転じたが、この急落要因は、FETを購入できなかったユーザーが、大量売却し始めたたことが原因との見方もある。
チャートが示すように、BNB/USDTで、10.7498ドル→9.5475ドル、9.62%安となった。
仮想通貨ビットコインSV、一時+20%の高騰
リトアニアの仮想通貨企業CoinGate社は、日本時間25日、ビットコインSVを取扱通貨として加えることを発表した。
CoinGate社は、世界中で4500以上の店舗での決済をサポートしているほか、取引なども提供しており、ビットコインやイーサリアム、XRPなどを筆頭に50以上の銘柄に対応している。
今回CoinGate社を通じて仮想通貨ビットコインSVに対する実需が高まったことから、前日比で一時22%の高騰を記録した。
また仮想通貨BSVは前週比で比較しても、上位銘柄の中で最も高い約16%の上昇を見せている。
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