世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」のオーナー企業が仮想通貨ICOを計画

世界最大のビルを保有する企業がICOを計画
世界最大の超高層ビルであるブルジュ・ハリファを保有するエマール・プロパティーズはICOを行う旨のプレスリリースを発表した。

世界一の超高層ビルを保有するエマール・プロパティーズがICOの計画を発表

アラブ首長国連邦で最も大きい不動産デベロッパーの一つであるエマールグループは、最終的にはICOを行うことを目標に、2019年の終わりまでに、カスタマーとパートナーのためのエマール・コミュニティ・トークンを開発することを計画していると発表した。

ブルジュ・ハリファに加えて、エマールは総面積で世界2位の大きさのモールであるドバイ・モールやドバイ・オペラ、ドバイ・ファウンテン(ドバイの噴水ショー)、その他たくさんの建造物を開発し、所有している。

同社はイーサリアムベースのトークンを開発するために、スイスに拠点を置く仮想通貨スタートアップのLykke AGとパートナーを結んだ。

プレスリリースによると、トークンが開発されれば、リファラルや、ロイヤリティシステムのためにトークンを使うことを計画しているという。

エマールのカスタマーはショッピングモールや娯楽施設、オンラインショッピング会場やその他不動産を含むエマール系列のどの企業でも使えるようになる。

エマールのICOに関する詳細は僅かしかリリースされていないが、会社内部でのトークン運用開始から十二か月以内に検討し結論を出すとしている。

声明の中で、エマール・プロパティーズの会長であるモハマド・アラバルは、会社はエマールの体験を広げることに関心を向けていると発言した。

私たちは最も発達した、革新的な建物を造り続けると同時に、デジタルの世界を受け入れてきた。私たちは我々のカスタマーと世界中の株主の利益と喜びのために両方を活用していく。エマール・コミュニティ・トークンは我々デジタルへの移行の中で、飛躍的な一歩になる。

LykkeのCEOリチャード・オールセン氏は声明の中で以下のように述べた。

私たちは世界中の何百万というユーザーに価値と利便性をもたらすというエマール社のミッションをサポートするために我々の知識を活用できることに興奮している。

中東屈指の金融都市ドバイを擁するアラブ首長国連邦UAEはブロックチェーンを含む技術革新への取り組みに熱心なことで知られる。

2018年4月に、アラブ首長国連邦政府はブロックチェーン・ストラテジー2021を開始した。

ブロックチェーン・ストラテジー2021では、2021年までに連邦政府の手続きなどの50%をブロックチェーン・プラットフォーム上に移行することを目標に掲げている。

また、Dubai Future Foundationのハムダン皇太子はDubai 10x計画を発表した。

計画はアラブ首長国連邦の構成国に対して、革命的なイノベーションを受け入れ、彼らの仕事に取り入れる方法を模索することを呼びかけるものである。

Dubai 10xという名前には世界中の他のどの都市よりも十年先を行くという野望が込められている。

また、Dubai 10Xの計画の一部として、ドバイの交通管理局がブロックチェーンをベースとした車両の管理システム」を開発することも発表されている。

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ドバイの住民は現在、品物や各種代金、学費などをデジタル通貨で支払うことができる。ブロックチェーン基盤の支払いプラットフォームであるPundi XやロイヤリティプログラムのEbooc Fintech & Loyalty Labsは、ドバイの信用組合と提携している。
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