CoinMarketCap、仮想通貨の格付け機能「ヘルスランキング」を実装|イオス、イーサリアムがS評価、ビットコイン、リップルはA評価

CMC、新格付け機能「ヘルスランキング」実装
同格付けは、ビットコインやリップルなどのプロジェクト単位の「健全性」を測定するもので、仮想通貨プロジェクト単位の成熟度、ユーザーアクティビティ、開発の進捗と活性度などから総合評価される。

CMC、新格付け機能「ヘルスランキング」実装

世界的に有名な仮想通貨データサイトCoinMarketCap(以下CMC)が、仮想通貨プロジェクトをより正確に評価する「ファンダメンタル・暗号資産スコア」という測定方法を新たに実装した。

この新規機能は、プロジェクトの「ヘルス(健全性)」を測定するもので、他のプロジェクトの測定値と比較し、順位を定めるものだ。

測定の基準項目(ファンダメンタルズ)は、ユーザーアクティビティ・開発者の行い・仮想通貨資産の成熟度となる。

  • ユーザーアクティビティ:プロジェクトの実用度、ウォレットにおけるマイナーや投資家の使用頻度などのアクティビティ
  • 開発の進捗及び活性度:コード変更や改善などにおける開発コミュニティの活発度、効率性
  • 仮想通貨の成熟度:取引の流動性、価格の反映、ボラティリティを含む市場リスク

上位通貨ビットコインや、イーサリアム、XRPの評価値は、以下の通りだ。

ビットコインは、ランクAで、ヘルス度が885ポイント(最大1000ポイント)。

出典:CoinMarketCap

時価総額2位のイーサリアムは、ランクSとなっており、909ポイントを記録している。Sはランクの最高評価となる。

出典:CoinMarketCap

なお、XRPは、ビットコインと同じくAランクに入っており、751ポイントとの測定結果となる。

出典: CoinMarketCap

さらに、現時点の「S」の1位になっているプロジェクトは、EOS、ポイントが914である。

出典:CoinMarketCap

仮想通貨投資家の参考基準ともなっているCMCだが、この新機能の追加により、ユーザーがより適切な投資判断ができるだろう。

本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

中国の行政機関であるCCIDのブロックチェーン研究所は26日、仮想通貨に関連する第10回「パブリックチェーン技術評価」を公表。ビットコインは2ランクアップして13位に浮上した一方、リップルは20位の座を維持、トロンは初登場2位にランクインした。
米格付け会社のWeiss Ratingsは、2019年以降の仮想通貨市場の動きとして7つの見通しをリストアップした。ビットコインが価値の貯蔵手段として不動の地位を築くことや、XRPの台頭なども言及されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング