ヤフーが出資する仮想通貨取引所TAOTAO、ソフトバンク・テクノロジーのクラウド型セキュリティ導入へ
- TAOTAO、SBTのクラウド型セキュリティを導入へ
- Yahoo!Japanが出資し、今夏ローンチ予定の仮想通貨取引所TAOTAOは、サイバー攻撃を防ぐため、ソフトバンク傘下のSBT(ソフトバンク・テクノロジー)が提供するクラウドセキュリティ対策サービスの導入を公式発表した。
TAOTAO、SBTのクラウド型セキュリティを導入へ
今夏開設が期待される新たな仮想通貨取引所TAOTAOは25日、ホームページのWebサイト上におけるサイバー攻撃の防止と攻撃予兆を行うことを目的に、大手IT企業ソフトバンク子会社のSBT(ソフトバンク・テクノロジー)「マネージドセキュリティサービス for Imperva Incapsula」を導入していくとプレスリリースにて、発表した。
TAOTAOは、今週25日に「Yahoo!Japan」傘下の子会社も出資しているTaoTao株式会社から発表されたばかりで、5月中旬頃の営業開始をメドにしている。
同取引所は、24時間365日の監視体制を整え、サイバー攻撃から取引所と顧客の資産を保護するためにソフトバンク・テクノロジー社が提供するクラウド型WAF(Web Application Firewall)とMSS for Incapsulaの導入を決定したという。
同プレスリリースによると、TAOTAOがソフトバンク・テクノロジー社の技術を利用することに際して、株式会社Imperva Japan Area VPを勤めるローン フェゼック氏は以下のように言及している。
Impervaは、TAOTAO様へのマネージドセキュリティサービス for Imperva Incapsulaの導入を大変嬉しく思う。
Imperva Incapsulaは、Webアプリケーションファイアウォール、DDoS対策などお客様のWebサイトをトータルで守るクラウドセキュリティサービスで、グローバルでも豊富な実績がある。
ソフトバンク・テクノロジーの提供されるMSSと組み合わせることで、お客様に最適なセキュリティ対策環境を構築いただけると確信している。
今後もソフトバンク・テクノロジーとクラウドセキュリティ分野でお客様に最適なセキュリティ製品を提供していく。
つい昨日、シンガポールの主要仮想通貨取引所DragonEXとBiKi.comがハッキングを受けたニュースがあり、仮想通貨取引所のセキュリティの健全性が懸念されている中、TAOTAOの動きは、ユーザーがより安全に利用できるように業界の水準を向上させていくことになるだろう。
仮想通貨取引所TAOTAOを運営するTAOTAO株式会社は、今年2月4日にビットアルゴ取引所東京(金融庁登録済み)から社名を変更した会社で、Yahoo!Japanが完全子会社である「Zコーポレーション」を通じて、昨年4月に40%の株式を取得している。
TAOTAO は5月の業務開始予定を前に、現在取引口座の事前登録を始めており、最大11,000円のキャッシュバックするキャンペーンを開催している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します