NEM JAPANがNEM財団に事業返却|カタパルト機能の意見も募集中
- NEM JAPANがNEM財団に事業返却
- NEM財団がリージョン制を廃止し、新体制へ移行したのに合わせ、今月末までにNEM JAPANを「日本窓口」へと変更する。なお、同窓口ではカタパルトのロードマップの提言も募集している。
NEM JAPANがNEM財団に事業返却
NEM.io財団の日本法人「一般社団法人NEM JAPAN」の事業が、NEM財団に返却されたことが21日に分かった。
NEM.io 財団がリージョン制を廃止し、新体制へ移行したのに合わせの対応となる。
今後はNEM Venturesなどからの依頼をもとに、NEMの技術、事業開発、マーケティングなどを担当するほか、5月末までに、EM JAPAN公式ホームページを「NEM 日本窓口」として名称を変更し、「NEM 日本窓口」としてサポートすることになるという。
ネム財団の公式アナウンスによれば、NEM財団は過去2年間、分散型の組織運営体制として、世界中の各地域でリージョナルリーダーがNEMの促進活動を進めていくという体制を確立させるため、NEMプラットフォームの宣伝促進活動を個別に行ってきた経緯がある。
しかしその後、2018年以降の仮想通貨市場低迷(Crypto Winter)に伴い、XEM価格(為替レート)も暴落するなど苦しい予算編成を迫られる中、NEM財団のエコシステムと開発継続のため、新体制を刷新。NEM財団の経営構造とそのミッションを根本から見直し、プロダクト重視の組織再構築を果たしている。
参考情報:nemlog
カタパルト・ロードマップ関連の動きも注目
また、NEM財団では、市場からも大きく注目されている大型アップデートに関する「カタパルト・ロードマップ」や、財団財務の持続可能性へ向けた努力に関して、AMA(Ask Me Anything)セッションで質問を受付けているという。
そのほか、NEM v.2であるパブリックのブロックチェーン(カタパルト)の機能について、Googleドキュメントを使用してコミュニティから意見を募集しており、以下のようなテーマにおいて様々な建設的要望が寄せられている。
- コンセンサス・アルゴリズムを「PoS+」にアップグレードする
- ハーベスティング(収穫)の新機能の追加
- STO(Security Token Offering)サポートの追加
- スーパーノード報酬制度について
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します