「XRPは利用しない」タイ最大の商業銀行が前言撤回

サイアム商業銀行が前言撤回
つい前日、XRP(リップル)の利用を示唆していたタイの最大手サイアム商業銀行は前言を撤回。XRPの利用計画が当面ないことを明確にした。

サイアム商業銀行が前言撤回

タイ最大級のサイアム商業銀行が仮想通貨XRP(リップル)を利用した送金システム導入を示唆するツイートを6日に投稿していたが、その後そのツイートは削除された。同行は「XRPの利用はしない」として前言を撤回した格好だ。以下のようなツイートを行っている。

以前の投稿に関する内容に関してお詫び申し上げます。

XRPを利用する計画は現在のところありません。

6日には、サイアム商業銀行は以下のツイート(削除された)を行い、XRPの利用を示唆していた。

 

XRPシステムはもうじき発表されます。弊社のSNSから配信される公式スケジュールをご参照ください。

タイにおいて最大級の商業銀行であるSCBは昨年9月にリップル社の「マルチホップ機能」利用を発表。しかし仮想通貨XRP自体は利用していなかったため、そのようなシステムを導入、また水面化でテスト運用しているのではないかという憶測は以前から飛び交っていた。

先月末にも同行が仮想通貨XRPの利用を初めて示唆するツイートを発信したことで、注目を集めた。しかし以前の発言との相違点は先日の英語での温度感が「可能性の範囲内」から「もうじき来る」という状態に変化した点だった。しかし、最新発表はそれを否定しているため、サイアム銀による誤報だったのか業界を驚かせている。

リップル製品には、xCurrentやxVia、xRapidなどが存在し、今のところ、金融機関はxCurrentを利用するケースが多い。ただ、xCurrentやxViaの送金システムには仮想通貨XRPは用いられない。一方で、xRapidにはXRPが利用されるため、XRPに対する需要が高まり、価格に及ぼす影響も大きいとされるが、今回の前言撤回はコミュニティに失望感を与えているだろう。

タイ最大級の銀行がXRP導入に関する発表を示唆

東南アジアのタイにて最大級の規模を誇るサイアム商業銀行が仮想通貨XRPを利用したシステム導入を示唆した。以前は明確な言及は避けていたが、今回の発言では発表時期に関する温度感の変化が確認されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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