ビットコインは12000ドルまで回復、米CME先物も存在感を強める|仮想通貨市況

仮想通貨市場
米NY株式市場が過去最高値を叩き出すなど世界的なリスクオンムードの中、ビットコイン(BTC)は一時12,000ドル(130万円)付近まで回復。日本円/米ドル先物などを展開する米CMEのBTC先物も存在感を強めている。

仮想通貨ビットコイン(BTC)市況

ニューヨーク株式市場は、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げ期待や米中貿易摩擦の緊張緩和などが相場を後押しし、NYダウ平均株価(30種)の終値は前日比179・32ドル高となった。昨年10月3日に付けた過去最高値の27,000ドルを上回った。米独立記念日(Independence Day)を前に景気付けられた格好だ。

米10年債利回りが2%を割り込むなど、約3年ぶりの低水準となったことも押し上げ要因となった。

そんな中、日本円/米ドル先物などを展開する米大手デリバティブ取引所CMEでは、2019年における取引所全ての口座開設の内、ビットコイン(BTC)先物を取引する口座が30%に上ることが判明した。高騰に伴い、伝統金融商品の中でも存在感を強めている。

ビットコイン(BTC)先物の未決済建玉増加が確認される同取引所において、需要拡大が実数値として見えてきたと言えるだろう。

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米大手デリバティブ取引所CMEにて、取引所全ての口座開設(2019年)の内、ビットコイン先物を取引する口座が30%に相当することがわかった。BTC先物の未決済の建玉の増加が確認されている同取引所において、需要拡大が実数値として見えてきた。

ビットコインテクニカル分析

ビットコイン(BTC)価格は、上値抵抗線(緑)を勢いよくブレイク(①)し、4h一目雲上限(②)の12,000ドル(130万円)で一服した。

仮想通貨市場に国境や休場の概念はなく、ボーダーレスかつエンドレスなマーケットである。そのため、直近においても、6月27日5:00に発生した”フラッシュクラッシュ”を筆頭に、日本人が寝静まっている朝方5〜7時頃(米ニューヨーク時間:前日16〜18時頃)に急動意するようなケースも珍しい話ではない。

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前週比一時+40万円以上の急騰劇を見せたあと、本日一転して20万円近く暴落したビットコイン(BTC)は、海外取引所の悪材料が嫌気された。海外で関心高まるメイヤー倍数「2.4」も注目される。

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)の大引けがちょうど「16:00(日本時間5:00)」となっていることも理由の一つと言えるだろう。国内株式市場が開くタイミングと4時間足,日足の確定タイミングが重なる朝9:00同様、特に意識したい時間帯であり、不用意な寝ポジには注意が必要だ。

直近の値動きではやや反落を見せた形だが、先月末の最高値からの下落分の半値戻しとなる127.3万円を超えたことで、短期筋の利確売りに一旦圧された格好か。

時間足チャートを見た場合、下値支持線と雲上限、200EMAの重なる118〜120万円付近で反発できるかが焦点になりそうだ。ショートの入りやすいトレンドライン(③)を抜けることができれば上値追い継続の可能性も十分あるが、大局的にはこの辺でしばらく揉み合った方が”健全な上昇”を見込めるのではないかと思われる。

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日経新聞は、政府が2023年を目処に「新たな暗号技術」を採用すると報じた。ビットコイン(BTC)など仮想通貨業界でも秘密鍵に暗号化技術が使用されている関係上、量子コンピュータ対策は問題視されており、イーサリアムなどで量子耐性を踏まえた開発も進んでいる。
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。

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