「xCurrentはインドの全銀行に導入する商品」米リップル社シニアエンジニアが言及

インドの全銀行へxCurrent導入か
今年6月にインドで開催されたイベントで、米リップル社のシニアエンジニアが、同社のxCurrentをインドの全ての銀行に導入する方針だと言及していたことが明らかになった。

リップル社のシニアエンジニアがイベント登壇

今年の6月にインドで開催されたdAppsのイベントにリップル社のシニアエンジニアであるSachin Maheshwari氏が登壇し、同社の製品であるxCurrentをインドの全ての銀行に導入する方針だと語った。7月8日にイベントの動画がアップロードされたことで、今になって話題になっている。

Maheshwari氏は本イベントで、現在の国際送金における問題点や、リップル社が提供するxCurrentやxRapid、xViaの特徴などを説明。その流れで上記の発言をしているが、リップル社から公式発表があったわけではない。

xCurrentはリップル社が提供する金融機関向けの送金ソフトウェアで、金融機関とリップルネットを接続する。利用する金融機関は即座に国際送金ができ、全ての送金プロセスを可視化できることが特徴だ。

仮想通貨のリップル(XRP)を直接利用する送金ソリューションはxRapidだが、リップル社はxCurrentの新バージョンを2018年9月にリリースした。最新の「xCurrent 4.0」ではxRapidへも接続が容易になるということで、XRPへの需要拡大に繋がるのではないかと期待されている。

インドは現在仮想通貨を全面的に禁止する法案が審議中である。インドは人口が中国についで世界で2番目に多いことに加え、2017年の世界銀行のデータでは、銀行口座の保有率が低い国や地域のランキングでも、インド(銀行保有率21%)の名前が挙がった。銀行口座を持っていない人が多いということは、仮想通貨の利用価値が高い国であると見ることもできる。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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