米スターバックスやサーティワンなどで仮想通貨決済可能なアプリ、カナダ進出へ
- 決済アプリ「SPEDN」カナダへ市場拡大
- 仮想通貨決済アプリを提供する米Flexa社が、同社の決済アプリ「SPEDN」による支払いサービスをカナダでも開始した。これが初の国際展開となり、今後も市場を広げ、利用できる銘柄も増やしていく計画だ。
決済アプリ「SPEDN」カナダへ展開
仮想通貨決済アプリを提供する米Flexa社が、同社の決済アプリ「SPEDN」による支払いサービスをカナダでも開始したことが分かった。今回が初の国際展開となる。
Flexa社は、本サービスを今年5月に米国で開始している。公式サイトによると、支払いに利用できる銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ジェミニドル(GUSD)、ライトコイン(LTC)の5種類だ。Twitter上では、匿名仮想通貨Zcash(ZEC)もサポートを開始していることが確認とれており、公式サイトが更新されていないだけの可能性が高い。
米国では、IT最大手アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットや「サーティワンアイスクリーム」で有名なバスキン・ロビンス、また大手コーヒーチェーンのスターバックスなどの人気店舗で利用ができるため、以前から注目が集まっていた。カナダで利用できる具体的な店舗名については公式発表されていない。
カナダでのサービス展開
カナダでのサービス展開は、2段階に分かれるという。まずは、SPEDNによる支払いサービスを8月14日から開始する。
次は、9月の第1週に、7500以上のオンラインショップを対象に即時決済サービスを開始する。米国とカナダの両方でSPEDNで支払いが可能になることによって、為替レートや為替手数料を気にする必要がなくなり、ユーザーの利便性が高まるだろう。
Flexa社は「どこでも仮想通貨で支払いができる世界を作る」というミッションを持っている。今後も市場を拡大し、コミュニティを広げていく予定だ。
Flexa社の共同設立者Tyler Spalding氏は、仮想通貨メディアCoinDeskに対し、「具体的な国名は明かせないが、今年の末までに、あと数カ国でサービスを開始する予定がある」と明かしている。今後は、利用できる銘柄を増やすことも計画しており、来年中には実現したいと意欲を示した。
参考資料 : Flexa画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します