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WLFI「USD1への攻撃は失敗」創設者Xアカウントがハッキング被害

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

創設者のXアカウントにハッキング

トランプ一族が関与する暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・フィナンシャル(WLFI)」は24日、そのステーブルコインUSD1に対する攻撃があり、失敗に終わったと述べた。

WLFIの公式Xアカウントは、次のように説明している。

今朝、USD1に対して組織的な攻撃があった。攻撃者はWLFIの共同創設者数名のアカウントをハッキングし、インフルエンサーに金銭を支払ってFUD(根拠の確認されない噂)を拡散させた。その混乱に乗じて利益を得ようとして、大量のWLFI空売りポジションを保有した。

しかし、この攻撃は失敗に終わった。

米ドル建てのUSD1は、一時的に約0.997ドルまで下落。しかし、これは通常ステーブルコインのディペッグ(基準となる資産の価値からの乖離)とはみなされない水準である。記事執筆時現在は、0.999ドルまで回復している。

WLFIは、WLFIまたはUSD1のスマートコントラクトやウォレットはハッキングされていないとも強調した。

不正アクセスは、共同創設者のXアカウントに対するもので、影響を受けたスマートコントラクトはないとしている。また、すべてのUSD1は完全・安全に裏付けられているとも続けた。

WLFIの広報担当者であるデビッド・ワックスマン氏は、次のようにコメントした。

WLFIの精鋭エンジニアリングチームとセキュリティチームは本日、複数の経路からの攻撃を撃退することに成功した。

ハッカーや、ハッカーから報酬を受け取ってなされた偽情報キャンペーンはWLFIへの信頼を損なおうとしたが、実績のある当社のインフラとシステムは期待通りに機能した。

USD1は規制対象の預託機関に保管された米ドルと短期米国債で全額裏付けされているステーブルコインである。WLFIは1月、ステーブルコイン事業専門の信託銀行設立に向け、米通貨監督庁(OCC)に免許を申請したところだ。

ステーブルコインの価格変動は、取引スプレッド、流動性、裁定取引などにより、ほぼ常に微小なレベルで発生している。多くの専門家は、0.01%~0.03%の価格変動は、長期間持続しない限り、ペッグ解除とは見なしていない。

関連:ワールド・リバティが米銀行免許申請、ステーブルコインUSD1事業で

WLFIは18日、新たに2つの提携案件を発表。まず、金融サービス大手アペックス・グループと協力し、ファンド管理業務へのUSD1導入を試験的に進めるとしている。

さらに、現実資産(RWA)トークン化のセキュリタイズ、国際高級不動産デベロッパーのダール・グローバルと提携し、2030年完成予定のトランプ・インターナショナル・ホテル&リゾート・モルディブのローン収益権をトークン化する計画だ。

関連:WLFI価格がフォーラム開催で急騰、2つの新提携を発表

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

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