JLLが三井住友信託銀とブロックチェーン活用の不動産プラットフォームを実証実験
- JLLがブロックチェーン活用した不動産プラットフォームの実証実験
- 不動産サービス大手JLLはブロックチェーンを活用した不動産プラットフォームの実証実験を三井住友信託銀行等と共同で行うと発表した。不動産におけるブロックチェーン技術応用に期待が集まる。
業界大手JLLがブロックチェーン活用した不動産プラットフォームの実証実験
総合不動産サービスを手がけるJLLは三井住友信託銀行などと共同でブロックチェーン技術を活用した不動産プラットフォーム構築の実証実験を行うことを発表した。
今回の実証実験では、JLLが持つ豊富な不動産に関するデータを元に、不動産の物件管理などを含むデータを一元化したプラットフォームの構築を目指すという。
JLLテクノロジー データ&インフォメーションマネージメントのビジネステクノロジー ディレクターを務める金子 志宗氏は、以下のようにコメントしている。
「JLLは不動産におけるデータ及びテクノロジーの活用や、テクノロジープラットフォームの強化にグローバル全体で取り組んでおり、その一環で今回の実証実験に参画することになりました。
(中略)ブロックチェーン技術を活用し、異なる規格の不動産情報の一元化、データベース管理が実現すると、効率的な不動産情報の管理、また必要な情報へのアクセスが可能となります。
JLLは、今回のような不動産テックに関する実証実験を通じて、日本の不動産市場の活性化及び透明度向上、また不動産テックによるイノベーション創出に貢献して参ります」
JLLは総合不動産サービス企業で、世界80カ国に進出している。そのサービスは多岐に渡り、オフィスや倉庫の貸し出しから、不動産への投資サービス、企業向けの不動産のコンサルティングなど、様々な事業を展開している。
三井住友信託銀行は、グループに三井住友トラスト不動産を持ち、不動産ビジネスを手がけてきた。その強みを活かし、昨年にも不動産ビジネスにおいてブロックチェーンを活用した実証実験を富士通の関連会社とともに行うなど、ブロックチェーン技術の活用に積極的といえる。
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