ビットコインキャッシュとKomodoのアトミックスワップが成功

ビットコインキャッシュ(BCC/BCH)とKomodoの初アトミック・スワップが成功
BarterDEXを利用したビットコインキャッシュとKomodoの初めてのアトミック・スワップが成功しました。
ビットコインではなくビットコインキャッシュでアトミック・スワップを行う理由
ビットコインは高手数料と遅い確認処理によりアトミック・スワップ自体が難しいと言われています。
アトミック・スワップを利用する利点
中央集権型取引所による観察者がいないため、仮想通貨を両替する際に確認作業が必要ありません。

アトミックスワップに関して意味を知ってから記事を読みたい方はこちらの記事を参照ください。

アトミックスワップとは、取引所の仲介なしで仮想通貨取引を行う事が可能になる仕組みです。第三者の仲介を省く事で取引速度が向上し、不正な取引のリスクも減ります。アトミックスワップを成功させた通貨にはビットコインとライトコインがあります。

アトミック・スワップは仮想通貨界ではすっかり人気になりました。これはアトミック・スワップによって多くの問題が懸念される現在主流の中央集権型取引所(企業が運営する取引所)が必要となくなるからです。

最も大きな課題の一つは元々互換性のないブロックチェーン間の取引を可能にすることです。

このアトミックスワップはすぐに全通貨が行うことが可能というものではありません。

ビットコインキャッシュとKomodoの初めてのアトミック・スワップはBarterDEXプラットフォーム上で成功しました。

ついにビットコインキャッシュが関わるアトミックスワップが発表されました。

ビットコインキャッシュアトミック・スワップ成功

ほとんどのアトミック・スワップはビットコインを用いた取引です。中央集権型取引所が人気である主な理由はビットコインを様々なアルトコインと両替することができるからです。

またLitecoin創設者Charlie Lee(リー氏)が自らDecred開発チームとアトミックスワップを行ったことでLitecoin及びDecredもメディアによって大きく取り上げられていました。

この方法が用いられなくなり、資産が直接取引されるようになったとき、仮想通貨界はさらに繁栄するでしょう。

しかし、プロトコルレベルでのアトミック・スワップを目の当たりにするにはまだ早いです。

BarterDEXなどのソリューションはビットコインのアトミック・スワップに対してあまり積極的ではありません。

高手数料と遅い確認処理によりアトミック・スワップ自体がほぼ不可能なため、アトミック・スワップにおいて全てのビットコインサポートを廃止する予定です。

BarterDEXはビットコインよりもビットコインキャッシュに興味があります(そしてビットコインキャッシュとKomodoの最初のアトミック・スワップは成功しました)。

今回の成功はバリューの直接取引が可能であることを示し、BarterDEXと関係する仮想通貨にとって大きな前進となりました。

今回のアトミック・スワップでは買い手はBarterDEXを利用し、Komodo(KMD)でビットコインキャッシュを購入し、手っ取り早い取引が行われました。

これにより、多くの新たな可能性が生まれ、BarterDEXとKomodoはアトミック・スワップの未来にとって大きな役割を担うかもしれません。

つい最近、ライトコイン(Litecoin)もチェーン上にてアトミック・スワップに関わったことも記憶に新しいかもしれません(BarterDEXとは無関係)。

アトミック・スワップが引き起こす有益な変化とは

アトミック・スワップはユーザーにとって多くの有益な変化をもたらしました。まず最初に、中央集権型取引所による観察者がいないため、仮想通貨を両替する際に確認作業が必要ありません。

これはもちろんサイバー犯罪者の注意を引きますが、同時に熱狂者にとって仮想通貨をあるべき姿のままに利用できるようにします。

このエコシステム全体は分散化に焦点を置いているため、中央集権型取引プラットフォームに頼る必要が全くありません。

今回成功した取引がビットコインキャッシュエコシステムにどのような影響を及ぼすかが楽しみです。

ビットコインと比べるとまだアルトコインではありますが、ビットコインキャッシュエコシステムがかなり成長し、多くの有益な発達を経験したことは間違いありません。

特にBarterDEXがビットコインサポートの廃止を予定している今、ビットコインキャッシュが仮想通貨アトミック・スワップにとって不可欠な存在になる可能性が十分にあります。

ビットコインキャッシュにとっては以前より断然明るい未来が予想されるでしょう。

仮想通貨界が成熟し、世界的なバリュー移動および取引方法を独自に生み出し続けていることは明らかです。

KYC(Know your client/customer)およびAML(anti-money laundering)規制を強要する取引所が増える中、分散化取引所ソリューションやアトミック・スワップが代役として最適であることは明らかです。

この技術が広まるまでは数年かかるかもしれませんが、その進歩はかなり頼もしいです。

First Atomic Swap Between Bitcoin Cash and Komodo Is a Success

Dec. 17, 2017 by JP Buntinx

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

アトミック・スワップによる取引がより多くの通貨で成功を収めた場合、第三者の仲介を省く事で取引速度が向上し、不正な取引のリスクも減るでしょう。

本文にも述べられていますが、ビットコインでは高手数料と遅い確認処理によりアトミック・スワップを行うことは非常に困難です。

そうした中でビットコインキャッシュはビットコインにない特徴を持ち、今回の成功やCoinbaseをはじめとした数々の取引所との上場を見てもさらに価値を高めていくことが予想されるでしょう。

アトミックスワップとは、取引所の仲介なしで仮想通貨取引を行う事が可能になる仕組みです。第三者の仲介を省く事で取引速度が向上し、不正な取引のリスクも減ります。アトミックスワップを成功させた通貨にはビットコインとライトコインがあります。
ビットコインキャッシュ(BCH)に関するニュースのまとめ記事です。価格変動に関わってくる情報や今後のプロジェクトの予定等を随時更新していきます。

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